イギリスのプロデューサー、クリス・クラーク(クラーク)のニュー・アルバムが完成。トム・ヨークの協力を得た前作から一転、古いシンセで制作し、原点回帰のアプローチを示したニュー・アルバム『スティープ・スティムズ』、リリース。
Thom Yorkeの協力を得て本格的に歌に取り組んだ最初の作品『Sus Dog』と、その姉妹作『Cave Dog』による「歪んだ非自己啓発の輝き」に続き、Chris Clarkは、『Steep Stims』で、シンプルながらも揺るぎないダンスフロアの喜びへと回帰する。「このアルバムを聴くのをやめられなかったし、制作をやめるのも辛かった。ある時点で、『Steep Stims』から自分自身を切り離し、楽しむことをやめざるを得なかった。このアルバムは私の本性だ。エレクトロニック・ミュージックがアコースティック・ミュージックよりも自然で、より力強く感じられる時が好きだ。それが悪魔の策略であり、エレクトロニック・ミュージックの約束だ」とChrisは語る。「全曲で古いシンセサイザー、Virusを使った」とChrisが語る通り、『Steep Stims』は原点回帰のアプローチを示し、当時のテクノロジーの制約によってもたらされた、情熱的な創造性の初期の時代を彷彿とさせる。「このアルバムのほとんどのトラックは、記憶容量の少ない古いサンプラーで音楽を作る精神を捉えている。『Clarence Park』の制作を思い出させる。この新しいアルバムは、いくつかのシンセと厳選されたサウンドだけでできている。重要なのは作曲なのだ」とClarkは説明する。
発売・販売元 提供資料(2025/09/26)
イギリスのプロデューサー、クリス・クラーク(クラーク)のニュー・アルバムが完成。トム・ヨークの協力を得た前作から一転、古いシンセで制作し、原点回帰のアプローチを示したニュー・アルバム『スティープ・スティムズ』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/09/18)
老舗ワープの屋台骨として一時代を築き、近年はトム・ヨークとの共作や映画のサントラ制作など多岐にわたる活動を展開する孤高の鬼才が、原点回帰のニュー・アルバムを完成。制約のなかから生み出される即興性と創造力を最大限に活かしたという内容は、デビュー当時のラフでスピード感に溢れた作風を彷彿とさせ、そのサウンドは実に新鮮だ。穏やかさのなかに荒々しいエネルギーが漲る"No Pills U"、レイヴのエナジーを内包した"Janus Modal"、鋭いビートで空間を切り裂く"Civilians"など、これまでのキャリアを総括しながらもなお、新たな地平を切り拓こうとする力強さに溢れている。
bounce (C)藤堂輝家
タワーレコード(vol.505(2025年12月25日発行号)掲載)