Borisの世界進出の礎となった歴史的名盤『PINK』リリース20周年を記念し特別仕様の国内エディションをリリース!
2005年にリリースされた『PINK』は彼らの海外での評価を決定的なものにし、当時のMetalというジャンルの革新、書き換えを加速させた歴史的作品の一つだ。Psych/Sludge/Drone/Ambient/Shoegazeをも飲み込み、Metalという先鋭的音楽のジャンルのうねりをBorisは自ら体現してきたバンドと言える。リリース時には米音楽メディアPitchforkにてBest New Musicに選ばれ、8.7ポイントの高い評価を得る。数々の音楽媒体から称賛を受けながらツアーを重ね、海外のロック史にその存在と評価を刻んでいった。リリース20周年を間近に、先頃"Do You Remember Pink Days?"と銘打たれたワールド・ツアーをアナウンス。また超豪華6枚組ヴァイナル・リイシューをUSエクストリーム・メタルの殿堂Relapse Recordsから告知した。
今回KiliKiliVillaからリリースする国内エディションは、当時のインターナショナル・ヴァージョンのスタジオ盤に、完全未発表ライブ音源をプラスした2枚組CD。
追加ディスクの音源は2007年、今なお伝説として語り継がれるSunn O)))と凱旋した日本ツアーから、最終日CLUB CITTA'でのマルチ・トラック・レコーディングを完全収録。『PNK』リリース以降、盟友Sunn O)))と共にヨーロッパ、オーストラリア、4度に渡るアメリカツアーを重ね、同時期に復活した生ける伝説EARTHとも共闘しながら、ドローン・メタルの勃興を世界に拡散し、大きな潮流を生み出した。本ライブ盤には世界を巡りながら構築された当時のBorisのベストと言えるセットが収められており、当時の熱の高さの伝わるドキュメンタリーとして、新しいリスナーにとってはBoris入門編としても最適な内容となっている。
発売・販売元 提供資料(2025/09/26)
エクスペリメンタル・スタイルである〈boris〉名義でのリリースを続けてきた彼らの、実に2年5か月ぶりとなる〈B-ORIS〉での新作。これまでロックの外側への放浪を続けた音の粒子を、ふたたび内側へと呼び戻す“決別”なる序章から、歪んだドス黒いうねりを一気に解放して新たなヘヴィー・ロックの結実へ向かう。わずかにして美麗な光と真っ暗闇の混交、それはやがて〈PINK〉になる。久々の単独映像作品も同時リリース!!
bounce (C)榊原 聡
タワーレコード(2005年12月号掲載 (P103))