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成都ふたたびの歌

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フォーマット 書籍
発売日 2025年10月23日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000928083
ページ数 394
判型 A5

構成数 : 1枚

凡 例

杜甫詩注巻十三 成都ふたたびの歌

はしがき……………川合康三

1 草堂
草堂
草堂

2 四松
四松
四本松

3 水檻
水檻
水辺の出窓

4 破船
破船
こわれた船

5 營屋
屋を営む
建てまし

6 黃河二首
黄河二首
黄河二首

7 揚旗
旗を揚ぐ
旗ふり

8 別唐十五誡、因寄禮部賈侍郞
唐十五誡に別れ、因りて礼部の賈侍郎に寄す
唐十五郎誡を見送り、あわせて文部次官賈至に

9 宿靑溪驛、奉懷張員外十五兄之緖
青渓駅に宿して、張員外十五兄之緒を懐い奉る
青渓駅に舟どまりし、張之緒十五郎事務官のきみを思いやりまつりて

10 狂歌行、贈四兄
狂歌行、四兄に贈る
気まま放題の歌、四兄さんへ

11 春歸
春に帰る
春に帰って

12 歸來
帰り来たる
帰ってきたぞ

13 歸鴈
帰雁
帰りゆく雁

14 三絕句
三絶句
みじかうた三首

15 奉寄高常侍
高常侍に寄せ奉る
高侍従長に寄せまいらす

16 絕句二首
絶句二首
みじかうた二首

17 題桃樹
桃樹に題す
桃の木にこと寄せて

18 贈王二十四侍御契四十韻
王二十四侍御契に贈る四十韻
検察官王契氏に贈る四十韻のうた

19 寄司馬山人十二韻
司馬山人に寄す十二韻
山住みの隠者司馬氏に寄せる十二脚韻

20 寄邛州崔錄事
邛州の崔録事に寄す
邛州の崔書記官に寄せて

21 王錄事許修草堂貲、不到、聊小詰
王録事の草堂を修むる貲を許すも、到らず、聊か小詰す
王書記官が草堂の修理費を出すといいながら、まだ届かず、いささか文句をいう詩

22 寄李十四員外布十二韻
李十四員外布に寄す十二韻
李布課長に寄せる十二脚韻

23 寄董卿嘉榮十韻
董卿嘉栄に寄す十韻
董嘉栄君に寄せる十脚韻

24 過󠄁故斛斯校󠄁書莊二首
故斛斯校書の荘に過ぎる二首
亡き斛斯司書殿のやしきを訪れて二首

25 立秋日雨、院中有󠄁作
立秋の日 雨ふる、院中にて作有り
立秋の日に雨ふり、公邸において作る

26 奉和軍城󠄀早秋
軍城の早秋に和し奉る
「要塞の早秋」に唱和し奉りて

27 院中晩󠄁晴󠄀懷西郭茅舍
院中の晩晴に西郭の茅舎を懐う
公邸の夕晴れに西郊のあばら家を思いやる

28 到村
村に到る
村に着いて

29 村雨
村雨
村の雨

30 宿府
府に宿す
役所での宿直

31 遣󠄁悶、奉呈󠄁嚴鄭公󠄁二十韻
悶えを遣る、厳鄭公に呈し奉る二十韻
悩みを押しやって、厳鄭公に示しまいらす二十脚韻

32 送󠄁舍弟穎赴齊州三首
舎弟穎の斉州に赴くを送る三首
弟の穎が斉州に旅立つのを見送る三首

33 嚴鄭公󠄁堦下新松
厳鄭公が階下の新松
厳鄭公邸の階段下の若松

34 嚴鄭公󠄁宅同詠竹
厳鄭公が宅にて同じく竹を詠ず
厳鄭公の邸宅でともに竹を詠う

35 奉觀嚴鄭公󠄁廳事岷山沲江畫圖十韻
厳鄭公が庁事の岷山沲江の画図を観奉る十韻
厳鄭公の庁舎で岷山と沲江の<...

  1. 1.[書籍]

蜀各地を流離していた杜甫は、七六四年、頼みとする厳武の再着任を機に成都草堂での生活をふたたび開始した。しかし勤めの重圧は老身にのしかかり、やがて厳武の急逝によって大きな決断へと向かう。「草堂」「悶えを遣る」「春日江村五首」「蜀を去る」「旅夜 懐いを書す」等を収録。協力=川合康三・木津祐子・二宮美那子・池田恭哉

作品の情報

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著者: 杜甫吉川幸次郎興膳宏

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