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昔話の民俗学入門 民間伝承の秘密を読み解く

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フォーマット 書籍
発売日 2025年11月27日
国内/輸入 国内
出版社創元社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784422230474
ページ数 152
判型 A5

構成数 : 1枚

●一章 昔話にひそむ深い意味
「昔」とは、いつのことなのか?/昔話は人生を語る/昔話はハレの日に語られる/昔話の語り手とは?/カタリとハナシ/ムラと村/桃太郎はどこからやってきたのか?/霊力と霊魂/「木霊女房」の木霊とは何か?/妖怪の正体は精霊である/河童は妖怪ではない?/河童・ケンムン・キジムナー/ヘビの婿入り/ネズミは「根棲み」?/天人女房と「天」/笠地蔵はなぜ六体なのか?/人間にはスペアの霊魂がある?/玉手箱の正体とは?/日本にもいたシンデレラ
column01 「霊的なもの」たち

●二章 伝説はどのように生まれたのか?
炭焼き長者の子孫/昔話の土着化のパターン/幽霊飴と産女観音/ダイダラボッチと大人弥五郎/「土蜘蛛」の正体とは?/「化粧坂」や「姥石」には巫女がいた/神と巫女の間に生まれた金太郎/女性が担い手だった山岳信仰/おばあさんたちが神を祀る理由/境界で占う/道祖神と兄妹始祖神話/通い婚から始まった昔の結婚/主婦は巫女だった/シャーマンが歴史を作った/平家の落人伝説はどのように生まれたか?/八百比丘尼は、本当に八〇〇歳だったのか/寺はこうしてはじまった/庶民は「墓」を造らなかった?/霊魂のリサイクル/立ち入り禁止の藪は神社の原型?/やちゃ坊は実在した?
column02 生きている神話の世界

●三章 民謡は時代を歌う
「かごめかごめ」は信仰の名残/ケガレを背負うてるてる坊主/子守歌の悲哀/ナニャドヤラの謎/追分節の由来は?/祖霊は馬に乗ってやってくる/芸者とは何か/ノリのいい金毘羅船々/よさこいとソーランが出合った/「安里屋ユンタ」は、どこの唄か?/東京で再創造される地方の踊り/シマ唄は「島の唄」ではない?/商品化して変質した民謡/「ちゃっきり節」と茶摘み唄
column03 民俗学は何を研究するのか?

●四章 現実を映す都市伝説
都市伝説=現代伝説/都市伝説としての「学校の怪談」/池袋というスティグマ/世界中に現れた「消える同乗者」/幽霊トンネルの真相/共同構築されたネット怪談「きさらぎ駅」/「コトリバコ」の作者は誰?/「中島のてっちゃ」と「仙台四郎」/下水道にはワニがいる/「七」不思議の不思議/「さっちゃん」の悲劇はなかった/不安と善意のチェーンメール/因習村が映し出す現代人の農村観
昔話をもっと知るためのブックガイド

  1. 1.[書籍]

「金太郎」は神と巫女の間に生まれた?
昔話の舞台としての「ムラ」とは?
「玉手箱」や「てるてる坊主」の本当の役割とは? 「炭焼き長者の子孫」や「子守歌の悲哀」など。漫画家zinbeiの図解イラストで、昔話や童謡、民話や伝承に隠された、様々な謎を解き明かしていく。
一項目、見開き2ページ完結で読みやすい。

作品の情報

メイン
著者: 島村恭則
絵: zinbei

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