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ソーシャルワークという「希望」 分断する社会の中で考える支援の根っこ

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フォーマット 書籍
発売日 2025年10月27日
国内/輸入 国内
出版社ミネルヴァ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784623099382
ページ数 272
判型 46

構成数 : 1枚

まえがき──それでもソーシャルワークをあきらめない支援者たちへ

序 章 ソーシャルワークにこの時代の希望を見出す
1 ソーシャルワークの思考と主張
2 支援観の問い直しとソーシャルワークの本分
3 ソーシャルワークを取り巻く社会状況
4 昨今の国の報告書や法改正とソーシャルワーク
5 日本での新型コロナウイルス感染症の経験
6 ポストコロナ時代のソーシャルワーク
7 新しい時代のソーシャルワークを拓く


第I部 人々とともにあるためのソーシャルワーク

第1章 人を支えるつながりと場所をつくる
1 相次ぐ「ローンオフェンダー型」の犯罪
2 少年たちはなぜ非行や犯罪に走るのか
3 「孤立の病」としての薬物依存症
4 バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの人間観
5 その人にとっての「大丈夫」になる
6 ともに「大切」を見つけて新しい「大切」を増やす

第2章 その人の「生」を肯定するかかわりや関係を築く
1 人はなぜ支援を求めないのか
2 「一緒にいたい、話したい」と思ってもらえる支援者になる
3 安全で安心なコミュニケーションから信頼を取り戻す
4 かかわりや関係がもたらす人間の「生」の肯定と豊かさ
5 ソーシャルワークは当事者の顔をしているか
6 ソーシャルワークの新たな専門性

第3章 理不尽な世の中で生きるためにもがく、抗う
1 「タイパ」の文化とソーシャルワーク
2 「どないかします」の心で「もがく」実践
3 社会問題や生活問題は支援者の「関心」次第
4 知ろうとすること、見ようとすること、聞こうとすること
5 個人と社会の福祉の向上のために
6 人々の生存を守るために「抗う」こと
7 地域を、社会をこさえる

第4章 ソーシャルワークの「根っこ」を見つめる
1 跋渉(ばっしょう)の労を厭う勿れ
2 あなたは一人ぼっちではない
3 「人ひとりは大切」である
4 社会の矛盾に対する「永遠の戦い」としてのソーシャルワーク
5 今伝えるべきは「生きていくことへの肯定」
6 その人が「生きて、幸せになる」という希望を抱ける支援
7 その人が「生きること」をあきらめないソーシャルワーク
8 ソーシャルワークは「大事なこと」をしている


第II部 新たな時代のソーシャルワークの創造と継承

第5章 支援者としての「態度」を育む
1 小説『月』が問いかけるもの
2 障害者施設で起こった事件から考える
3 その人への「わからなさ」を前に謙虚であること
4 当事者や利用者は支援や支援者を映す「鏡」である
5 「心理的安全性」が共有された職場環境をつくる
6 「チームワーク」で支援する
7 リーダーや管理職の役割とスーパービジョン

第6章 新たな時代のソーシャルワークの学びと教え
1 シン・ソーシャルワーク教育論
2 社会福祉士および精神保健福祉士養成カリキュラムの特徴と課題
3 「銀行型」から「問題解決型」の教育へ
4 ソーシャルワーカーとしての「批判的思考」を育む
5 「リベラルアーツ」が知識基盤となる
6 「人ごとではない」と思えること
7 「希望」を育むソーシャルワーク教育

第7章 ソーシャルワーク<...

  1. 1.[書籍]

今日の日本では、生活の支えとなるべき他者や社会との安定したつながりを失って、深刻な孤立状態を強いられる人々が増えている。これはソーシャルワークという思想と実践がなければ解決できない社会的な問題であり、地域にソーシャルワーカーがいるということは、この時代の「希望」である。本書は、他者への想像力や寛容さが失われ、分断や排除が進行する現代社会に求められるソーシャルワークのありようを考えたものである。筆者が出会った幅広いジャンルの本や資料などから、ソーシャルワークを巧みに表現した実践の糧になる言葉を多数紹介しながら、その使命・役割・魅力や可能性を存分に伝えている。今こそ必要なソーシャルワークを、身近な言葉で楽しく、面白く、かつ大真面自に論じた「ソーシャルワークすぎる」一冊。

作品の情報

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著者: 空閑浩人

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