構成数 : 1
凡例
はじめに
序論
第一部 静態的探究
第一章 スペチエスとしての意義
I 序――意義という概念の根源の問題
II 意義および質料についての概略
III 意義付与作用と他の作用
IV 媒介としての質料と意義――機能的な側面から
V 作用の内容としての質料と意義――内容的な側面から
VI 質料はイデア的か実在的か――時間的な側面から
第二章 相関者としての意義――新たな意義概念の導入
I 序――フッサール意味論の画期的な進展
II 新たな意義概念の導入
III 相関者としての意義の構造
IV 言語的意義はスペチエスであるのか
第三章 相関者としての意味の時間性
I 序――意味の時間性を問う必要性
II 二つのノエマ論
III 直観的意味の時間性
IV 言語的意義の時間性――超時間性から遍時間性へ
第二部 発生的探究
第一編 受動的次元を土台とする能動的次元における探究
第一章 意味の根源への遡行
I 序――新たな探究への移行
II 意味の発生的探究へ向けて
III 言語的意味における遡行――究極的な判断基体へ
IV 経験への遡行――述定から先述定的経験へ
第二章 直観的意味から言語的意味へ
I 序――探究の出発点と概要
II 受容性の段階
III 自発性の段階
第三章 意味の遍時間性は如何にして成立するか
I 序――意味の発生的探究と心理学主義
II 発生的探究の解釈――モハンティとリノフナー
III 意味と無限
IV 意味のイデア性の確保
第二編 受動的次元における探究
第一章 共時間的意味の発生――意味と生き生きした現在
I 序――能動的次元から受動的次元へ
II 感覚と時間
III 諸与件の類似と対照の綾としての意味
IV 根源的な次元における意味の発生
第二章 意味の背景としての類型――音素を具体例とした探究
I 序――背景としての類型の探究
II 音素とは何か
III 音素としての類型――類型の形成と機能
IV 言語学の音韻論との比較
第三章 意味と類型――意味と過去―現在―未来
I 序――意味の背景としての類型
II 生き生きした現在を越えた過去と未来の構成
III 意味の背景――類型を介した過去と未来への結び付き
IV 変転する意味と意味の枠組み
V 意味の枠組みの崩壊から背景の創設と革新へ
第四章 先時間的意味と本能――フッサールにおける意味の最根源
I 序――残されている問題
II 意味の共時間性――根源的な次元における意味と時間
III 意味の最根源へ向けて――ヘルトとリーを導き手としつつ
IV 意味の最根源
結語
あとがき
参考文献
索引
意味は『論理学研究』において最も重要な課題であり,フッサールは意味を現象学研究における根本的な主題の一つと考え,その探求は現象学研究の歩みと共にあった。
特に意味を時間という問題領域の中に捉えることにより,意味の最根源に至る道が開かれた。意味を時間との密接な関係,意味の様々な時間性を探求することにより,深化の道を辿ったのである。
意味探求の独自性は,言語活動で遂行される意味作用と意味志向を充実させる直観作用との関連を通して,直観的意味と言語的意味の発生を捉えることにある。
言語的意味の理解にとって重要なのは意味付与作用の相関者としての言語的意味という意味概念の導入と,名辞的作用に対し述定的作用の優位性の解明である。
それでは意味は時間との関係のなかで如何に発生するのか。時間は意識によって構成される。ここでは能動的次元ではなく自我の関与しない受動的次元において,時間構成との関わりの中で意味の発生について考察され,言語的意味の生成が明らかにされる。
次に時間的意味がどのように生成され,言語的意味はどのように遍時間的になるのかが問われる。直観的意味と言語的意味が発生する過程を経て,能動的な直観的意味や言語的な意味も受動的意味を根源として発生することが解明される。
著者による厳密で周到な分析により,複雑な様相を呈する意味と時間の関係を明らかにした貴重な業績である。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 知泉書館 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784862854452 |
| ページ数 | 622 |
| 判型 | 菊 |

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