Black Sunday: Remastered Limited Edition＜限定盤＞

La-La Land RecordsとParamount Picturesは、著名な作曲家ジョン・ウィリアムズによる、1977年のサスペンス映画『ブラック・サンデー』のオリジナル・サウンドトラックの、リマスター版CDを誇りをもってリリースします。この作品には、ロバート・ショウとブルース・ダーンが出演し、ジョン・フランケンハイマーが監督を務めました。
スーパーボウルを飛行船で襲撃するという恐ろしいテロ計画を描いたこの手に汗握るスリラー映画には、時限爆弾の緊張感を正確に高めるための音楽が必要でした。当時、ウィリアムズは『ファミリー・プロット(Family Plot)』と伝説的な『ジョーズ』のスコアを手がけたばかりで、『ブラック・サンデー』の作曲家として完璧な人選でした。彼のスコアは、まさに完璧です。打楽器と不穏な雰囲気を織りなすことで、観客をハラハラさせる一方で、登場人物の内面の葛藤は、感情に訴えかけるメロディで巧みに表現されています。アクションとサスペンス、そして人間ドラマのバランスを取るという作曲家の卓越した能力が、この政治スリラーというジャンルへの数少ない挑戦を捉えたリマスター版で存分に発揮されています。
今回の再発盤プロデューサーであるMike Matessinoは、Paramount Archivesが高解像度で移調した、第一世代の16トラック・アナログ音源から、このスコアを新たにミックス・マスタリングしました。メインのスコアに続き、「追加音楽」トラックには、ウィリアムズがこの映画のために作曲した3つのソース・ミュージックと、オリジナルのエンドクレジット曲である「The End」が、打楽器トラックなしで収録されています。このバージョンは、エンドクレジットに緊迫したアクション音楽を流すことが決まる前の代替案として検討されていました。このプログラムは、映画のエンディングで流れた音楽で締めくくられ、「The Explosion」の改訂版のエンディングで始まります。この短いキューは、メインの録音セッションからかなり後に録音されたものです。オリジナルのマスター音源が見つからなかったため、このキューは映画のオリジナル・モノラル・ダビング・ステムから収録され、ステレオ用に処理されています。
この限定盤CD(3000枚限定)は、Jeff Bondによる書き下ろしの詳細なライナーノーツと、Jim Titusによる新しいアートワークをフィーチャーしています。

あの伝説のパニック･スペクタクルの
サントラがついにオフィシャル音盤化！！

『ブラック・サンデー』(1977)
サウンドトラック

音楽　ジョン・ウィリアムス
監督　ジョン・フランケンハイマー
主演　ロバート・ショウ、ブルース・ダーン
マルト・ケラー

満員のスーパーボウルの競技場を爆破しようとするテロリストとイスラエル特殊部隊の攻防戦。77年夏の公開予定ながら、政治的な理由で急遽上映中止となり、日本でのスクリーン公開はない、伝説のパニック･スペクタクル。音楽は、ジョン・ウィリアムスですが、『大地震』『タワーリング・インフェルノ』の流れを組む、”スター･ウォーズ以前の”、大人の味わいのウィリアムス･スペクタクル･サウンド。短いフレーズだがキャッチーな、不安げなテーマ、緊張感あふれる劇伴、そして余韻を残すエンドタイトル。当時の日本のサントラ･ファンは、クリス･カーペンター楽団によるシングルで聞き覚えのあるテーマ。あの演奏もかなりオリジナルに忠実なアレンジだったため、初めて盤として聴くサントラ音源も、違和感がない。これも、話題の”パラマウント音源”。次々に封印を解き放たれる大物音源！！ (C)馬場敏裕