エリアス -ザ・ボディガード-

必ず君を護り抜く。わが命に代えても――

少女の涙が、傷ついた元戦士を復活させた
国家や法も及ばぬ謎の巨大組織に挑む、一匹狼の激闘!
フレンチアクションに新たな歴史を刻むアルティメット・ハードボイルド!

凄腕ボディガードと少女の壮絶な逃避行!情け容赦なしのハードアクションが炸裂!
元特殊部隊のエリアスは大富豪のボディガードの職を得て豪邸に住む少女と母親の護衛をすることに。ある日、謎の武装集団の襲撃を受け雇い主は殺され、エリアスは母子と脱出する。しかし防犯カメラには襲撃犯の姿はなくエリアスが雇い主と同僚を殺害、母子を誘拐したとして指名手配されていた。これはPTSDを患う精神不安定なエリアスを利用した陰謀なのか?それとも現実か?少女を狙う巨大組織の魔の手が迫るなか、エリアスは自分自身と現実の敵に立ち向かおうとしていた。主人公の日常を丹念に追いキャラクター性を浮き上がらせる60～70年代フレンチノワールの伝統を踏まえつつ、少女との絆を深めていく『レオン』(94)のようなエモーショナルなドラマに、『ジョン・ウィック』(14～23)シリーズのような近接での銃撃・格闘バトル(CQB)を駆使したハイレベルなアクションシーンを融合、容赦なきバイオレンス満載の激渋ハードノワールの好編に仕上がっている。

伝説の籠城アクション『スズメバチ』監督×カンヌ受賞実力派キャストの最高タッグ!
監督のフローラン・エミリオ・シリは、街から隔絶された倉庫を舞台に警官と強盗団が協力してマフィアと大銃撃戦を展開する『スズメバチ』(02)を手掛け、籠城アクションの傑作としてカルト的な人気を集める。その後ブルース・ウィリス主演『ホステージ』(05)でハリウッドに進出。またも籠城スリラーに挑戦して話題となった。フランスでタブーとされているアルジェリア戦争を真正面から取り上げた『いのちの戦場-アルジェリア1959-』(07)を手掛け、本国でセンセーションを巻き起こす。リアルかつ迫力あるアクションにひとヒネリあるアイデアを盛り込んだ作家性が持ち味のベテランフィルムメーカーで、本作でもその手腕が如何なく発揮されている。主演のロシュディ・ゼムは90年代からドラマやコメディ映画で活躍し実力を重ね、『デイズ・オブ・グローリー』(06)でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞する。その後『ゴー・ファースト 潜入捜査官』(08)で本格アクションに主演、その他『あるいは裏切りという名の犬』(04)、『この愛のために撃て』(10)といった名作に出演するなど、高い演技力と驚異的な身体能力を活かしたアクションもこなせる稀有な存在としてフランス映画界で確固たる地位を築いている。