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生類の思想 体液をめぐって

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フォーマット 書籍
発売日 2025年10月02日
国内/輸入 国内
出版社かたばみ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784910904030
ページ数 288
判型 46

構成数 : 1枚

はしがき

I わずらう

体液をめぐる思考——生類の思想が編み直されるところ
慢性と急性——人文学的省察
「自己する」の不調——アレルギー時代の人文学的考察

II あそぶ

家庭科の哲学——「人間する」を遊ぶ
墨色と泥色の記憶——かこさとしの絵の淡い濁りについて
子どもの商品化に抗する思想
いま環境について考えるとはどういうことか

III はぐくむ

農業技術への問い——ハイデガーの概念「はぐくむhegen」について
土の思想をめぐる考察——脱農本主義的なエコロジーのために
さつまいもと帝国日本
賢治と道子をつなぐもの——「植物医師」と硫安

IV たべる

培養肉についての考察
食の闇について
人間チューブ論——食のダイナミズムを考える
エディブル・プラネット

V まじる

「規則正しいレイプ」と地球の危機
表皮の脱領域的考察
もれる——膜が食い破られること
「たかり」の思想——食と性の分解論

あとがき

  1. 1.[書籍]

大気・海洋・土壌汚染、アレルギーの増加、免疫の不調、
日常化する暴力、子どもの商品化、奪われる睡眠時間……。
この世界の現実をどう捉えるか。
「人間」と「環境」を根源から定義しなおし、
ありえたかもしれないもうひとつの世界を描きだす。
世界の高速回転化と自己攻撃化にあらがう
驚くべき思考の集成。

作品の情報

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著者: 藤原辰史

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