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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勉誠社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784585320739 |
| ページ数 | 200 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 會澤正志齋の生涯
第二章 水戸学の発生・発展と師・藤田幽谷
1 茨城県の歴史と水戸学の誕生
2 水戸学の進展
3 師・藤田幽谷と会澤正志齋
第三章 国体論の大成
1 会澤正志齋の著作活動
2 『新論』の真髄を読み解く
3 その他の重要な著作――『下學邇言』・『退食間話』・『時務策』
4 会澤正志齋の国体論の特色
第四章 藤田東湖と會澤正志齋
1 藤田東湖の生涯と著作
2 藤田東湖の思想の特徴
3 会澤正志齋との共通点と相違点
4 藤田東湖の歴史的役割
第五章 水戸学に感化された幕末の志士たち
1 真木和泉
2 吉田松陰
3 横井小楠
4 西郷隆盛
5 大久保利通
6 木戸孝允
7 伊藤博文
8 大隈重信
第六章 国体論の歴史的意義と思想的限界
第七章 近代日本の国家思想となった国体論
1 大日本帝国憲法・教育勅語の基軸となった国体論
2 『国体の本義』――戦前昭和期の啓発書
3 国体思想を基盤とした近代日本の「負の側面」
第八章 思想家・実業家・学者・文学者による多彩な国体観
1 福澤諭吉
2 澁澤榮一
3 西田幾多郎
4 和辻哲郎
5 丸山眞男
6 三島由紀夫
第九章 国体思想の現代的意義
1 日本文化の母胎であり、近代文明の欠陥を補完する記紀神話
2 象徴天皇制度の主軸を成す君民一体
3 国家的・国民的意義のある祭政一致
4 経世済民(経済)と国家改革
5 「伝統と革新の融合」としての臨機応変
おわりに
参考文献
明治維新の思想的原動力となり、近代国家建設の基軸となった国体論。
その思想はどのように始まり、社会に浸透したのか。また人々にどのような影響を与えたのか。
水戸学における国体論の大成者である會澤正志齋(あいざわ・せいしさい)に光を当て、その生涯や思想に迫るとともに、主著『新論』が西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允といった幕末の志士たちに与えた影響を明らかにする。
また、国体論の思想的限界についても触れる一方、現代においてもその理念が生きていることを提示するなど、多角的な視点から国体論の歴史的意義を解明する。

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