クラシック
CDアルバム

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第1番、第18番、第30番

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フォーマット CDアルバム
発売日 2025年10月17日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルRicercar
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 NYCX-10552
SKU 4589538825850

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00

【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
1-4. ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op. 2-1 (1795)
5-8. ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op. 31-3 (1802-1804)
9-11. ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op. 109 (1820)

【演奏】
トマシュ・リッテル(フォルテピアノ)

使用楽器:
・ウィーンのアントン・ヴァルター1795年制作楽器に基づく
ライセレーデのクリス・マーネ2018年制作の再現楽器…1-4
・ウィーンのナネッテ・シュトライヒャー1808年制作楽器に基づく
ライセレーデのクリス・マーネ2001年制作の再現楽器…5-8
・ロンドンのジョン・ブロードウッドによる1812年制作楽器(オリジナル)
クリス・マーネ工房修復…9-11

【録音】
2025年3月
ナミュール・コンサート・ホール

収録時間: 57分

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

メイン
フォルテピアノ: トマシュ・リッテル

その他

商品の紹介

2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールと、2024年ブルージュ国際古楽コンクールという、2つの古楽器コンクールで優勝を勝ち取ったトマシュ・リッテル。1995年ポーランド生まれの彼は2014年からモスクワ音楽院でリュビモフに師事し、その後ハンブルクでも研鑽を積みました。今回のデビューアルバムはブルージュの副賞として録音されたもので、ベートーヴェンの初期中期後期のソナタを、それぞれの作曲年に近い制作年代の楽器で演奏するという興味深い内容となっています。 (C)RS
JMD(2025/08/28)

2024年ブルージュ古楽コンクールの覇者、トマシュ・リッテルが3台の楽器を弾き分けるベートーヴェン

2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールと、2024年ブルージュ国際古楽コンクールという、2つの古楽器コンクールで優勝を勝ち取ったトマシュ・リッテル。1995年ポーランド生まれの彼は2014年からモスクワ音楽院でリュビモフに師事し、その後ハンブルクでも研鑽を積みました。今回のデビューアルバムはブルージュの副賞として録音されたもので、ベートーヴェンの初期中期後期のソナタを、それぞれの作曲年に近い制作年代の楽器で演奏するという興味深い内容となっています。
日本国内仕様盤ブックレットには、越懸澤麻衣氏による解説のほか、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでリッテルに続く第2位に輝いた川口成彦氏による寄稿文を掲載します。

「トマシュ・リッテルのベートーヴェン・アルバムに寄せて」――川口成彦
この録音を聴いて「ベートーヴェンのピアノソナタがこんなにも交響曲のように感じられるとは!」という衝撃を私自身まず受けた。これは主に1番と18番のソナタに対して抱いた感想だ。ベートーヴェンの時代の楽器は現代のピアノと比べて声部ごとの音色のキャラクターに独自性がある。その特性をリッテルは活かし切っており、作品を構成する様々なハーモニーの鳴らし方においても声部ごとのバランスに意識が高い次元で行き届いている。そのような妙技ゆえにピアノがオーケストラのように響き、リッテルというピアニストは指揮者へと昇華されているように感じた。ピアノという楽器を超えた部分で彼が楽譜を読み込んでいることが音としても具現化され、新鮮な気持ちで作品を私自身楽しむことが出来た。
1番と18番のソナタとは大きく性質が異なる30番のソナタでは、打弦という発音システムの持つ繊細さや音の減衰の魅力に奏者が共感してくれているからこそ、交響性とはまた違った「ピアノ音楽」ならではの色合いが感じられる。
(国内仕様盤ブックレットより抜粋)

国内仕様盤日本語解説…川口成彦、越懸澤麻衣
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2025/08/26)

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