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わかりやすい! たんの吸引等第3号研修(特定の者)テキスト たんの吸引、経管栄養注入の知識と技術

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フォーマット 書籍
発売日 2025年10月01日
国内/輸入 国内
出版社クリエイツかもがわ
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784863424005
ページ数 248
判型 B5

構成数 : 1枚

講義I 重度障害児者等の地域生活に関する講義
1 介護職員等によるたんの吸引等(第3号研修「特定の者対象」)の研修の概要
2 障害者権利条約と医療・福祉・教育制度の進展
3 介護職員等によるたんの吸引等の実施にかかわる制度
4 重度障害児者等の地域生活を支えるサービス等
5 医療的ケアが必要な人に見られる病気や障害の理解
6 重度障害児者などの地域生活のまとめ

講義II 健康状態の把握と清潔・不潔
1 健康状態の把握
2 感染予防

講義III 呼吸障害に対する支援、 緊急時・危険防止およびたんの吸引に関する演習
1 息をする(呼吸)しくみと障害
2 たんの吸引:「口・鼻」から
3 たんの吸引:気管カニューレ内(人工呼吸器含)
4 たんの吸引に関する演習
❶ 口や鼻の中の吸引(乾燥法の場合)
❷ 気管カニューレ内の吸引手順(乾燥法の場合)
❸ 気管カニューレ内吸引(侵襲的人工呼吸療法)の手順(乾燥法の場合)

講義IV 摂食・嚥下障害に対する支援、 緊急時・危険防止および経管栄養に関する演習
1 食べる・飲みこむ(摂食・嚥下)しくみと障害
2 経管栄養・経鼻胃管について─経鼻胃管の管理と手技のポイント
3 経管栄養・胃ろうについて─胃ろうの管理と手技のポイント
4 経管栄養に関する演習
❶ 経鼻胃管からの経管栄養の手順
❷ 胃ろうからの経管栄養剤の手順(滴下型の液体栄養剤の場合)
❸ 半固形栄養剤・ミキサー食の手順

〔コラム〕
● 日本で最初に医師以外でAED使用が認められたのは航空会社(国際線)のCA(客室乗務員)
●「 特定の者対象」の第3号研修は障害当事者の願いから生まれた
● バリアフルレストラン
●『 こんな夜更けにバナナかよ』(渡辺一史著・文春文庫)ご存じですか?
●「 共生社会」ということばが不要になったときが、真の共生社会
●「 大島の分類」と「横地分類」
● 体重測定
● 薬が効かなくなる薬剤耐性菌
● てんかん
● 危険の少ない吸引 オリーブ管を使って吸引
● カニューレが入っていない気管切開(カニューレフリー)の吸引
● 危険の少ない吸引 サイドチューブの吸引
● 医療職とのコミュニケーション
● 吸引器の使いやすいコネクタの紹介
● ヒヤリハット事例を蓄積して事故防止に努めよう
● 姿勢と胃内容物の位置関係

● 巻末資料
⃝ 評価票:喀痰吸引 口腔内吸引(通常手順)
⃝ 評価判定基準
⃝ 喀痰吸引等研修(現場演習及び実地研修)計画書
⃝ 喀痰吸引等研修(実地研修)に係る同意書
⃝ 介護職員等喀痰吸引等研修指示書
⃝ 介護職員等による喀痰吸引等制度Q&A
A 喀痰吸引等の制度に関すること
B 経過措置対象者に関すること
C 平成23年度介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業
D 平成23年度介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業(特定の者対象)

  1. 1.[書籍]

2012年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正され、介護福祉士やヘルパー、障害児や障害者の通う通所施設・保育所・幼稚園・学校などではたらく児童指導員・保育士・幼稚園や学校の教師などを対象に、たんの吸引等の研修(第3号研修)が始まり10年以上が経過した。厚生労働省の調査では、2023年4月現在、たんの吸引等の研修を修了し、各都道府県に登録された介護職員等の数は、全国で約21万件になる。

制度開始時の受講者は、障害福祉サービスの重度訪問介護や障害児者通所施設の職員、特別支援学校教員など、実際に支援現場での経験が長い方がその中心だった。10年以上経過する中で、介護現場で働きはじめたばかりの人、読み書きに困難のある発達障害や軽度知的障害のある人、外国から来日して介護現場で働いている人(外国人介護人材)、2021年制定の「医療的ケア児支援法」以後は、保育所の保育士の受講も増えてきた。

特に読み書きに困難のある人や外国人の場合、テキストを読むことは困難でも会話なら理解できる人も多くいる。実際に、たんの吸引等研修の演習後のテストでは、問題文を読み上げる対応を行うとほとんど正解されていた。障害者差別解消法の改正で障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたことも踏まえ、個に応じた配慮を提供することは大切である。本テキストでは難しい漢字にはルビをふり、さらに音声や動画で医療的ケアの知識や技術を具体的に学べるようにした。

医学、福祉、法律用語など、日本人でも一般の人にはなじみのないことばが多い。テキストを読み上げて、ことばは聞き取れても、その意味がわからなければ理解したことにはならない。専門用語はどうしても使わざるをえない。内容を少なくして、たんの吸引や経管栄養のやり方だけできればよいという発想では、単なるケアのマニュアルとするのも問題である。そこで、福祉サービス等の現場でたんの吸引等を行うために必要な知識・技術に絞り込んだ内容にした。また、実際にたんの吸引や経管栄養の演習では、その操作の様子を映したビデオをテキストの二次元コードで見られるようにした。

わかりやすさを追求する一方で、たんの吸引等の研修に1号、2号、3号ができた歴史的経過なども載せている。医療的ケアの課題が社会の中で顕在化して、25年ほどかけてやっと法制化されたたんの吸引等の研修。障害当事者、支援者の強い願いによって制度化された歴史の重みも読み取ってもらえば幸いである。

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