シンガー・ソングライター兼マルチ・インストゥルメンタリストのMadison CunninghamによるVerve Forecastからの3rd スタジオ・アルバム。
グラミー賞(R) 最優秀フォーク・アルバム賞受賞作『Revealer』(2022年)に続く、待望の続編作品。
2024年8月にほぼ全曲作曲された本作。恋に落ち、恋に破れ、そして再び恋に落ちる、愛に関するあらゆる側面を描いたアルバムだ。カニンガムがロビー・ラックリッツ(Feist、Rilo Kiley、Bahamas、Peach Pit)とともに共同プロデューサーを務めている。高名なギタリストである彼女がピアノを前面に押し出し、遊び心にあふれ、かつ内省的な親密な楽曲を生み出している。本作はは『Revealer』と彼女のデビュー作『Who Are You Now』(2019年)を基盤にしている。デビュー作では失恋をテーマにした曲を書いていたが、それは彼女の個人的な失恋ではなく、スケッチや観察のようなものだった。本作では「感情を最優先にした作品」にしたいと考えていたとおいう——悲痛ながらも豊かで大胆な、率直でありながら自身の物語の自主性を保つ、非線形ながらも明確な始まりと終わりを持つ作品となっている。
長年にわたり、彼女はジョン・メイヤー、ホージア、フリート・フォクシーズのロビン・ペックノルド(このアルバムの 6曲目「Wake」に参加)などのアーティストたちのお気に入りのミュージシャンとしてその地位を固めただけでなく、ルーシー・ダッカス、マムフォード・アンド・サンズ、アンドリュー・バード、ルシウス、レミ・ウルフなど、批評家からも高い評価を受けるコラボレーション・パートナーとしても活躍している。このアルバムに参加しているバンド・メンバーは、彼女が長年一緒に仕事をしてきたミュージシャンたちであり、カニンガムが作曲を始めたときに望んでいた、あらゆる面で生き生きとしたものへと彼女のビジョンを磨く手助けをしてくれた。
発売・販売元 提供資料(2025/08/21)
アンドリュー・バードと作ったバッキンガム・ニックスの丸ごとカヴァー盤から間を置かずに届いた3作目。フリート・フォクシーズ参加の"Wake"みたいな幽玄なアシッド・フォーク調からピアノを主軸としたスロウ~ミディアム系まで、若き頃のジョニ・ミッチェルを想起させる清廉な歌声が際立つ曲揃いで、風味の豊かさは過去イチ。間違いなく代表作になるはず。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.504(2025年11月25日発行号)掲載)