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構成数 : 1
【書評】
このたび『3週間de消化器病理2』が発刊された。大変好評であった『3週間de消化器病理』の続編である。前書では、病理学教室の部長が消化器内科を目指す初期研修医に対してさまざまなサブジェクトを3週間レクチャーする形式で進行する内容の、非常に斬新な病理学書であった。続編にあたる本書でも、二人の新たな登場人物が加わったものの、1日1項目ずつカンファレンス方式で進み、3週間で完結する流れは変わっていない。
消化器内科の臨床医にとって病理学はきわめて重要であり、消化管、肝臓、胆膵いずれの領域においても、正しい診断学とそれに基づいた適切な治療を行うことが求められる。病理学的知識をベースに、内視鏡所見や各種の画像所見を考えることは、診断学を学ぶ者にとって必須である。しかし、病理学の大切さは十分認識しているものの、臨床医にとってやや難解な病理学の成書を熟読して理解することを諦めた者は少なくなかったと思われる。一方で、本書は病理写真が1枚も使われることなく、登場人物の大変軽快なやり取りを通じて、臨床消化器病理の重要なテーマが網羅的に学べるスタイルとなっており、病理学に詳しくない若手臨床医であっても思わず読み進んでしまう大変特徴的な病理学書である。加えて、すべて1項目ずつ完結するので、後から必要なサブジェクトを選んで読むこともできる構成になっている。
著者である自治医科大学病理学教室教授の福嶋敬宜先生は、消化器病理学の第一人者であるうえ、臨床医も交えた診断学の学会、研究会にて、大変鋭いコメントをされる第一線の臨床病理医として御高名な先生である。まさに本書には、これまで学会や研究会などで臨床医からの多くの疑問に的確に答えてこられた福嶋先生ならではの内容が盛りだくさんである。また、福嶋先生が主宰される病理学教室では、消化器内科を中心として学内はもとより国内の多くの臨床医が研鑽に来られていると聞く。若手の病理医や研修に来た臨床医への豊富なご指導の経験が本書のベースとなっていると推察される。
私は若いころ残念ながら病理学教室への研修機会を得ることは叶わなかった。しかし、前書も含めた本シリーズを手に取ると、当時の気持ちに立ち返って思わず何度も読み返してしまった。病理学を学ぶ経験のなかった臨床医にとっても本書を通じて病理学のおもしろさを実感できる内容である。しかも若手医はもちろんのこと経験豊富な消化器専門医であっても十分読みごたえのある内容である。おそらく本書を読んだことをきっかけに、さらに病理学を勉強したいという気持ちを強くした臨床医も少なくないのでは、と思う。
前書と併せれば、臨床消化器内科医にとって重要なサブジェクトはほぼすべてカバーされており、臨床医にとって生じる病理学的な疑問は本書を読むことで解決すると思われる。形態診断に関わるすべての消化器内科医、とくに若手の消化器内科医にはぜひデスクに常備し、何度も読み返していただきたい名著である。
臨床雑誌内科124巻6号(2019年12月号)より転載
評者●東邦大学内科学講座消化器内科学分野 教授 前谷容
【序文】
こんにちは、本書を手に取ってくださりありがとうございます!
はじめて"...
好評書の前書『3週間de消化器病理~臨床医のための病理のイロハ』(2017年刊)では取り上げられなかった疾患・内容を扱い,前書とともに読み通すことで,さらに臨床医が知っておきたい消化器病理の知識を網羅できる,待望の続編!前書同様,シェーマによる丁寧な解説,研修医と指導医の軽快な会話を1日1回ずつ読み通せば,3週間で消化器病理の基本知識が身につき,消化器疾患の病態理解が深まる1冊.
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年05月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524246656 |
| ページ数 | 200 |
| 判型 | A5 |

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