長年にわたりアンダーグラウンド・ヒップホップ界にその名を刻んできたスラッグとアントによるミネアポリスのデュオ、アトモスフィア。タイトルのアルファベット順に曲を並べ、全26曲を収録した壮大なニュー・アルバム『ジェスチャーズ』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/08/19)
長年にわたりアンダーグラウンド・ヒップホップ界にその名を刻んできたスラッグとアントによるミネアポリスのデュオ、アトモスフィア。タイトルのアルファベット順に曲を並べ、全26曲を収録した壮大なニュー・アルバム『ジェスチャーズ』、リリース。
SlugとAntによるヒップホップ・デュオ、Atmosphereが、ニュー・アルバム『Jestures』をRhymesayers Entertainmentよりリリースする。『Jestures』でまず目を引くのは、その構成だ。26曲という圧倒的なボリュームに加え、曲は「Asshole」から「Baby」、そして「Caddy」といった具合に、タイトルのアルファベット順に並べられている。ゲスト・アーティストもこの構成に則っており、「Effortless」にはEvidence、「Kilowatts」にはKurious、「Mash」にはMusab、Muja Messiah、Mike the Martyrといった錚々たる面々が参加している。曲順とその膨大な数は、ミスディレクションを生むかもしれないが、『Jestures』の多くの曲は、核となるアイデアを余すところなく表現できるほどの長さで終わっている。26曲からなるこのアルバムは、音楽的に直感的で、一人の男が立ち止まって人生を振り返る中で、その人生を包括的に捉えた構成となっている。「楽しかったんだ。止まる気はなかった。それで、AからZまで26曲を作るというアイデアを追求することになったんだ」とSean Daley(別名Slug)は語る。「今までで一番、ありとあらゆるジャンルで、本当にやりたいことを何でも試せた。どんなスタイルの音楽でも曲を作れたのは最高に楽しかった」とAnthony Davis(別名Ant)は付け加える。
発売・販売元 提供資料(2025/08/18)
曲名の頭文字がAからZまで順に並ぶ全26曲、しかもエヴィデンスやキュリアス、ヨニ・ウルフ(ワイ?)らゲスト陣もイニシャルに対応した曲に参加するなど、言葉遊びに長けたスラッグらしいアイデアが冴えた70分超の力作。アントのビートや曲想も多彩で、初期を思わせるブーンバップ系の"Jesters"からレゲエ曲"Really"まで飽きることなく聴ける。結成30年目は伊達じゃない!
bounce (C)北野創
タワーレコード(vol.503(2025年10月25日発行号)掲載)