| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 集英社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784834254082 |
| ページ数 | 296 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに――これからの男性解放批評のために
【1】
男が男を省みる――加害性と疎外の複雑なねじれ
「痛み」を消さない男性学を
男性特権にいかに向き合うか
澁谷知美+清田隆之編『どうして男はそうなんだろうか会議』を読む
【2】
私の性被害
村上春樹『女のいない男たち』を読む
村上春樹『街とその不確かな壁』を読む
「真の弱者は男性」「女性をあてがえ」――ネットで盛り上がる「弱者男性」論は差別的か?
インセルとは誰か?
批評と男性性――男性解放批評に向けて
渡部直己『子規的病牀批評序説』を読む
松浦理英子と男性解放批評
魯迅と暗黒男性批評
トランスジェンダー/フェミニズム/メンズリブ――『笙野頼子発禁小説集』に寄せて
日本的男性性とアパシー――交差的な対抗運動のために
【3】
男性解放批評とは何か?――終わりに代えて
あとがき
男性特権にいかに向き合うか、「弱者男性論」は差別的か、自らの「痛み」を消さない男性学はあるか――。
著者が近年さまざまな媒体で発表した、フェミニズムやトランスジェンダー、そしてメンズリブなどジェンダーに関わる重要な考察を一冊にまとめた、著者初の男性学批評集。
加害と疎外が複雑に絡み合う「男性問題」のジレンマを、丁寧に解きほぐす一冊。

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