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構成数 : 1
『日本人のための音楽療法』刊行によせて
はじめに 改訂にあたって
序章 日本の音楽療法の問題点
「西洋クラシック音楽モデル」の問題
大半の高齢者はクラシック音楽が苦手
「音楽療法」という言葉について
第1章 もののね、つくり歌、歌舞い、流し……
音楽療法で大きな効果を発揮する「日本古来の音楽モデル」とは?
「岩戸開き」の物語は音楽の不思議な力を伝えている
今様を聴いて熱病が治った⁉
『養生訓』で説かれた音楽の効用
黒船に乗って西洋音楽がやってきた
明治時代の日本人に西洋音楽はどのように聞こえていたのか
実は多様で柔軟な日本音楽
日本人は音楽をハイブリッドしてしまう
4つの日本古来の音楽モデル
第2章 音から記憶を蘇らせ五感で楽しむ「もののね」
「もののね」とは
「もののね」は『源氏物語』の時代から使われていた
西洋では自然音は鑑賞の対象にならなかった
虫聞き、水琴窟──日本人は自然音を楽しんできた
音を伴う情景が生き生きと示された『武蔵野』
『源氏物語』に見られる楽音と自然音の融け合い
宗教的なほど愛好されてきた音
聖なる音信仰は今も随所に根強く残っている
聞こえない音の研究
高齢者は音色には妥協しない
自然音や懐かしい音で過去の情景を想い出させる
音の想い出を語らせるのも「もののね」療法の一つ
家庭内のぎくしゃくが解消されることも
もののね療法を行う場合の注意点
第3章 自己表現と感情のコントロールを可能にする
自分の言葉を既存の節に乗せる「つくり歌」
「つくり歌」とは
和歌に節をつけて歌い上げるための楽譜があった
『万葉集』の一部は〝替え歌歌詞集〟
東京音楽学校でも替え歌が歌われていた
「歌かけ」とは
男女が結ばれる「歌垣」から和歌も生まれた
徳之島の「歌遊び」
秋田の歌のかけ合い
茅野の歌かけ
夫婦ゲンカを避けるために「こごと爺」を歌う
病院内での「つくり歌」の試み
数枚の短冊を歌っただけなのに大いに盛り上がる
毎年歌い継がれる「大きな大福」の歌
入院患者にとって食べ物の願いは少なくない
「春が来た」のメロディーで「寿司が来た」を歌う
いつの間にか生まれた「病棟内歌かけ」
認知症の女性が生き生きと想い出話を語り出す
「歌かけ」は楽器がなくても構わない
カラオケで「歌かけ」と「つくり歌」ができる
第4章 五感を刺激し、活力を引き出す
曲に合わせて身体を動かす「歌舞い」
「歌舞い」とは
日本人にとって音楽は耳だけではなく身体を伴う活動だった
音楽の総称語として使われてきた「歌舞い」
紫式部は雅楽が嫌いだった?
音楽は人が天女と出会ったときに流れるものだった
明治以降に確立された「音楽」という言葉
「歌体操」は「歌舞い」の実践の一つ
「歌舞い」療法を行うときの注意点
音楽療法を行うときは「歌を歌いましょう」で始める
耳だけでなく身体全体で音楽を楽しめたボディソニック
鳴動と「釡鳴り」
「まつり感覚」を音楽療法に積極的に活用する
盆踊りも立派な療法
「まつり<...
「日本古来の音楽モデル」こそ
心と体に効く最高の処方箋!
日本音楽や民俗音楽に造詣の深い精神科医が解説
音楽療法で大きな効果を発揮する「日本古来の音楽モデル」とは
医療や福祉の現場で広く導入されている音楽療法。しかしその在り方には、今なお課題が残されていると著者は指摘します。
近年の音楽療法は、技術や形式に偏重するあまり、楽器の演奏や歌唱といった活動が、本来の目的である「癒やしの体験」から遠ざかってしまっていることも少なくありません。特に日本では、西洋音楽を基盤とする教育や文化が根強く、音楽をもっと自由に楽しんだり、自分自身の表現として解き放ったりするような機会が乏しいといいます。
著者は精神科医であると同時に、東京藝術大学で日本音楽や民族音楽を学んだ経験を持ち、長年の臨床現場と全国各地でのフィールドワークを重ねてきました。
その実践の中で見えてきたのは、「日本人が心地よいと感じる音楽体験には、ある共通する特徴がある」という気づきです。
それは、音程や旋律の正確さよりも、自然の音に耳を澄ませ、言葉をのせて自由に歌い、身体全体で表現するといった、感覚と即興性を重んじる音楽の関わり方です。
本書では、そうした日本古来の音楽体験を「日本古来の音楽モデル」として提唱し、それを現代の音楽療法に活かすための新たなアプローチを提示しています。
五感で味わう自然音、即興的にその場で奏でられる音、他者と共鳴しながら自分を解放する身体的表現。これらは、単なる娯楽の提供ではなく、治療としての音楽の本質に迫る手がかりとなります。
本書は、形式的な指導法や西洋音楽一辺倒の考え方ではなく、日本人の感性に根ざした音楽療法のあり方を探る一冊です。地域の音楽文化との接点や、実際に効果を上げている現場の実践例も数多く紹介されています。
高齢者施設や精神科医療、福祉・教育の現場に携わる専門職の方はもちろん、音楽を通じたケアや癒やしに関心を持つすべての方にとって、確かな学びとなる一冊です。
※本書は2019年に発刊された『日本人のための音楽療法』の内容を加筆・修正した改訂版です。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年08月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 幻冬舎 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784344949119 |
| ページ数 | 212 |
| 判型 | 新書 |

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