ゴードン・ブロードは1980年代に「Sweet Lady Of Waiahole」という曲を作曲しハワイ音楽史にその名を刻んだハワイの作曲家。「Sweet Lady Of Waiahole」はハワイ生まれで幼少期を沖縄で過ごし、18歳でハワイに戻り果物やサツマイモを売って子供たちを養い、地域社会の中心的な存在として無償の親切の象徴とみなされていた島袋富士子さんを歌った曲で、ハワイ全土で愛される曲となりました。
本作はそんな彼の1970年リリースのデビューアルバムで、ゆったりとしたまどろみを持った雰囲気の中にサイケデリック、ジャズ、ポップ、ガレージロックの要素が織り交ぜられた不思議な作品で、クールなセンスとハワイの穏やかさや懐かしさが同時に漂うそのスジのマニアにはたまらないタイプの1枚。重厚なハーモニーにオルガン、フルート、もちろんスティールギターなんかも取り込みながら、「Waikiki Jungle」や「My Home Town」といった曲でホノルルとオアフ島のユニークな1面をポップに描きつつ、「Eye Of Spring」や「Righteous Morning」のような白昼夢サイケデリックな楽曲で本作をサイケ愛好家のコレクター必携のアルバムとして確立した知る人ぞ知る名盤です。
彼は70年代後半にレコーディングスタジオを開設し、ブロード・レコードを設立。このではフェイズ7の『Playtime』、アーサー・ライマンの『Island Vibes』をプロデュースし、さらに数多くのハワイアン・レア・グルーヴ・アルバムを録音しています。
発売・販売元 提供資料(2025/08/08)