今最も注目を受ける、ロンドン発の5人組新人バンド、ラスト・ディナー・パーティー。2021年のバンド結成後、ライヴ・シーンから頭角を現し、翌年にはThe Rolling Stonesのハイドパーク公演にオープニング・アクト出演。2023年には、「Nothing Matters」が話題となり、急速にバンドの名が広まった。賞賛され続ける彼らの比類なきサクセス・ストーリーを示唆したセカンドアルバム『From The Pyre』にボーナストラック、日本語歌詞対訳、ライナーノーツを封入した日本盤アルバム。4曲のライブ音源がボーナストラックとして収録が決定!2025年4月18日(金)に行われたJapan Tour 2025 、Gorilla Hall Osakaで収録された音源も収録!※ボーナストラックの数曲は、UKのみで流通されるRough Trade Versionにも同様に収録されています。 (C)RS
JMD(2025/09/18)
今最も注目を受けるロンドン発の新人バンド、ラスト・ディナー・パーティー賞賛され続ける彼らの比類なきサクセス・ストーリーを示唆したセカンドアルバム。
今最も注目を受ける、ロンドン発の5人組新人バンド、ラスト・ディナー・パーティー。2021年のバンド結成後、ライヴ・シーンから頭角を現し、翌年にはThe Rolling Stonesのハイドパーク公演にオープニング・アクト出演。2023年には、「Nothing Matters」が話題となり、急速にバンドの名が広まった。その後イギリス各地で開催されたレディング等のフェスティバルでオーディエンスを魅了。その年に活躍が期待される新人に送られる、英ブリット・アワードのライジングスター賞、BBCミュージック・サウンド・オブ2024で1位を同時受賞。大きな期待の中リリースされたデビュー・アルバム「Prelude to Ecstasy」は全英アルバム・チャート1位を獲得。
2025年にはブリット・アワードで、ベスト・ニュー・アーティストを受賞。地元ロンドンの会場、ハマースミス・アポロでの3公演を含み、世界中ほぼ全ての公演をソールドアウトさせた。
賞賛され続ける彼らの比類なきサクセス・ストーリーを示唆したセカンドアルバム『From The Pyre』にボーナストラック、日本語歌詞対訳、ライナーノーツを封入した日本盤アルバム。
4曲のライブ音源がボーナストラックとして収録が決定!2025年4月18日(金)に行われたJapan Tour 2025 、Gorilla Hall Osakaで収録された音源も収録!
※ボーナストラックの数曲は、UKのみで流通されるRough Trade Versionにも同様に収録されています。
ザ・ラスト・ディナー・パーティーは最新アルバム『From The Pyre』について、次のように語っている。
「このアルバムは物語を集めたもので、アルバムを神話として捉えるコンセプトがそれらを結びつけています。「The Pyre」自体は、これらの物語の起源となる寓話的な場所。また、暴力と破壊の場所でありながら、再生、情熱、光も宿す場所です。曲はキャラクター中心でありながら、依然として深く個人的なもので、日常的な出来事を病的な極限まで押し上げています。連絡を無視されることは殺人鬼とのカントリーダンスに。失恋は世の終わりを嘲笑うこととして表現されています。歌詞には、ライフル、鎌、水兵、聖人、カウボーイ、洪水、母なる大地、ジャンヌ・ダルク、燃え盛る炎などが登場します。このような象徴的なイメージこそ、私たちの経験がどのように感じられたかを最も正直で真実味のある方法であり、それぞれに相応の感情的な重さを与える方法だと気づいたんです。このアルバムは少し暗く、より生々しくて、土臭い。豪華なテーブルに座るのではなく、壮大な風景を眺めるような感覚を与えています。また、メタテキスト的で皮肉な部分もあり、自分に返ってくる心得顔のようなものになっています。」
発売・販売元 提供資料(2025/09/17)
賛辞を集めたデビュー盤の翌年というスパンの短さをどう捉えるべきか。早急な結論は避けておくが、本作にもバンドの魅力が詰まっていることは断言できる。ロンドン発、女性5人組によるセカンド・アルバムは、持ち前のバロック趣味やグラム・ロック的なアンサンブルを展開しつつ、音作りの面では前作よりも上品にまとまった印象だ。ジェイムズ・フォードの闘病もあり、ポップ志向の強いマーカス・ドラヴスと制作したことも関係しているのだろう。ビート・ロック調の"Second Best"、アバを意識したというダンサブルな"The Scythe"など楽曲に備えたフックの強さは健在で、この次も楽しみ。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.504(2025年11月25日発行号)掲載)