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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | イカロス出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784802216678 |
| ページ数 | 264 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序章
経済的な問題:(1)日本側;農業段階から工業段階への移行/日本と韓国、満州の間の利益共同体/(2)ロシア側;比較/政治的な問題/要約/結論
付記 シベリア鉄道について
第1章 遼東半島の返還
沿海州とサハリン/1895年の[三国]干渉/その歴史的重要性/その日本への影響
第2章「カシニー協約」と鉄道協定
露仏借款と露清銀行/同盟協定/「カシニー協約」/1896年9月8日の鉄道協定と12月23日の法令
第3章 膠州
膠州強奪と1898年3月6日の協定/イギリスの行為
第4章 旅順港と大連湾
旅順港のロシア艦隊/英国の大連湾開放のための要求/旅順港と大連湾、英国政府とロシア政府/威海衛/1898年3月27日の協約と補足協定/租借地の統治とダルニー
第5章 ヘイ国務長官の通牒
通牒、1899年9月/列強の返答
第6章 満州占領
北清の義和団の乱に対するロシアの態度/満州遠征
第7章 北清と満州
満州に関するロシア外交の特徴/北清と満州との区別/1900年8月25日の通牒
第8章 英独協定
北部鉄道事件/1900年10月16日の英独協定/列強の見解/ドイツの見解
第9章 暫定協定:アレクセーエフ-増祺協定
北京での講和交渉とロシアの満州政策/アレクセーエフ-増祺協定、1900年11月/列強の抗議/ラムズドルフ伯爵の説明
第10章「出発点」—ラムズドルフ-楊儒協約
ラムズドルフ-楊儒協約/清国の訴えと列強の抗議/ロシアが列強連合から離脱/1901年3月の修正/英国と日本の抗議、そしてロシアの要求撤回
第11章 さらなる要求
8月のレッサールの要求/10月の要求/抗議と返答、遅延
第12章 日英同盟と露仏宣言
同盟締結前の日英間の共感の高まり/締結に向けた外交の歩み/1902年1月30日の協約/3月16日の露仏宣言
第13章 撤兵の協定[満州還付条約]
1902年4月8日の露清協定/文書の分析
第14章 撤兵
1902年10月8日、最初の撤退/撤退の名目上の性格/牛荘返還問題
第15章 7ヶ条の要求
第2次撤兵/1903年4月5日、新たなロシアの要求/要求に対する3列強の反対/ラムズドルフ伯爵の否認/カシニー伯爵の声明/北京での駆け引き
第16章 韓国をめぐる外交闘争 I
ソウルでの日本の失敗とロシアの成功/王妃暗殺/国王の逃走/6月6日、山県-ロバノフ議定書と1896年5月14日、小村-ヴェーバー覚書/ロシアの影響力の後退/1898年4月25日、西-ローゼン議定書
第17章 韓国をめぐる外交闘争 II
パヴロフと林権助/馬山浦事件/失敗した融資/ソウルのロシア人と親露派韓国人/紙幣の混乱/カイザーリングの捕鯨権益/豆満江の電信線/京義線/龍岩浦事件
第18章 日露交渉 I
日本の交渉招請、1903年7月28日/ロシアの同意/ロシアの政変と極東総督/日本の最初の提案、8月12日/交渉は東京に移る/ロシアの最初の対案、10月3日/北京でのロシアの駆け引き/龍岩浦事件へ発展
第19章 日露交渉 II
10月30日、日本の第2提案/12月11日、ロシアの第2対案/12月23日、日本の第3提案/ロシアの平和宣言/1904年1月6日、ロシアの第3対案/満州に開かれた新港/1月13日、日本の第4提案/ロシアの軍事行動/2月5~6日、交渉の終了と外交関係の断絶/最初の戦争行為/2月10日、ロシアの声明と日本の宣戦布告
第19章の補足事項
2月18日、ロシアの声明/2月20日、ロシアの声明...
●『露日衝突1904』:120年の時を超え、今こそ読み解かれる「リアルタイム」の国際政治
1904年、日露開戦直後。アメリカで「キリスト教国ロシア」を支持する世論が優勢な中、30歳の日本人学者・朝河貫一博士(ダートマス大学講師)が著したのが、本書の原著『The Russo-Japanese Conflict:Its Causes and Issues』です。朝河博士は米国各地で講演し、この著作を通してアメリカの世論を日本支持へと転換させました。
●なぜ今、この本を読むべきなのか?
本書が書かれたのは120年前ですが、ロシアが領土拡大を試みる構図は、現代の国際情勢と驚くほど重なります。日露戦争が「遠い昔の出来事」ではないことを、本書は私たちに教えてくれるでしょう。
なぜ日露は衝突したのか? その原因と、現代にも通じる国際政治の「議論すべき問題」を、超一流の学者がリアルタイムで分析した本書は、平和維持の現実を学ぶ上で、今を生きる私たちに貴重な視座を与えてくれます。
●本書が解き明かす「日露衝突」の深層
本書は、日露の対立を単なる領土争いにとどめず、経済構造、国際道徳、そして文明間の衝突として深く掘り下げています。
経済的な衝突:工業化を進める日本と、陸上拡大を続けるロシアの利害が、東アジア市場の開放をめぐっていかに衝突したか。
政治的な駆け引き:遼東半島の返還から、門戸開放通牒、そして京義線鉄道問題に至るまで、日露両国と列強各国の外交戦略と情報戦。
韓国をめぐる外交闘争:日本の「優越な利益」とロシアの「戦略的関心」が絡み合い、馬山浦事件や龍岩浦事件といった現場で何が起こったのか。
同盟の真意:日英同盟が「公正開放の原則」を掲げた画期的な同盟であったこと、そしてそれに対抗する露仏宣言が持つ真の意味を読み解きます。
●日本の「正義」と「使命」
朝河博士は、日本が「自国の独立さえも守れない」という現実に目覚め、国際社会における「最も公正で最も信頼できる原則」に基づき行動しようとする熱意を強調しています。この著作は、単なる歴史の解説にとどまらず、日本の国際的な役割と、直面する試練に対する深い考察を示唆しています。
●現代の読者への問い
なぜ宣戦布告の前に武力衝突は始まったのか? そして、なぜ「古い文明と新しい文明は、どちらが勝つのだろうか?」という問いを投げかけたのか?
この詳細な分析と考察は、現代の国際問題に対する理解を深め、私たちが「平和維持の現実」を学ぶための必読書となるでしょう。
本書は、現代の国際情勢を読み解くための、120年前からのメッセージです。

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