1969年生まれアルゼンチン出身で日本でも人気のネルソン・ゲルナーが、山田和樹という絶好のパートナーを得て、長年の夢であったというラヴェルの協奏曲2曲を録音しました。同時期に書かれながら幾分対照的な性格の2つの協奏曲ですが、ゲルナーはここで持ち味の表現力をいかんなく発揮してそれぞれの作品が持つ詩情を豊かに描き上げるともに、熟達した力強い打鍵で大きな高揚感へも導いています。山田和樹率いるモンテカルロ・フィルもこのピアノに寄り添うようにバランス良く歌い、またダイナミックに対峙してクライマックスを形作りながら、印象的なコールアングレを始め各楽器のソロをスタイリッシュな歌心で聴かせ、各所に散りばめられたエスプリの効いたフレーズを切れ味良く処理しており、ゲルナーとの見事なタッグで絶妙の美演に仕上げました。アルバムには併せてピアノ・ソロ作品が2曲収録されており、「高雅で感傷的なワルツ」では各ワルツのキャラクターを鮮やかに描き分け、「亡き王女のためのパヴァーヌ」では抑えの効いた表現で作品の抒情性をじっくりと浮かび上がらせます。 (C)RS
JMD(2025/08/02)
【美演!ゲルナー&山田和樹によるラヴェル】
1969年生まれアルゼンチン出身で日本でも人気のネルソン・ゲルナーが、山田和樹という絶好のパートナーを得て、長年の夢であったというラヴェルの協奏曲2曲を録音しました。同時期に書かれながら幾分対照的な性格の2つの協奏曲ですが、ゲルナーはここで持ち味の表現力をいかんなく発揮してそれぞれの作品が持つ詩情を豊かに描き上げるともに、熟達した力強い打鍵で大きな高揚感へも導いています。山田和樹率いるモンテカルロ・フィルもこのピアノに寄り添うようにバランス良く歌い、またダイナミックに対峙してクライマックスを形作りながら、印象的なコールアングレを始め各楽器のソロをスタイリッシュな歌心で聴かせ、各所に散りばめられたエスプリの効いたフレーズを切れ味良く処理しており、ゲルナーとの見事なタッグで絶妙の美演に仕上げました。アルバムには併せてピアノ・ソロ作品が2曲収録されており、「高雅で感傷的なワルツ」では各ワルツのキャラクターを鮮やかに描き分け、「亡き王女のためのパヴァーヌ」では抑えの効いた表現で作品の抒情性をじっくりと浮かび上がらせます。 ※国内仕様盤日本語解説…相場ひろ
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2025/07/31)
アルゼンチン出身のゲルナーによるラヴェルの演奏は、腹の据わった芯のある低音を響せつつ、物憂げな空気を漂わせる表現が素晴らしい。ピアノソロの《高雅で感傷的なワルツ》を《ピアノ協奏曲》《左手のためのピアノ協奏曲》の間に挟み、最後に再びピアノソロの《亡き王女のためのパヴァーヌ》で深い余韻を残す構成も見事。協奏曲の指揮を務めた山田和樹は日本フィルで協奏曲シリーズを立ち上げるなど、ソリストの音楽性を俊敏に見抜き対応してさらに煽ることに秀ででいる。モンテカルロ・フィルを、時に木管とピアノを巧みに絡ませ、時に存分に鳴らしてゲルナーを輝かせている。
intoxicate (C)雨海秀和
タワーレコード(vol.178(2025年10月10日発行号)掲載)