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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 名古屋大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784815812089 |
| ページ数 | 296 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
【ウォーミング・アップ】
異文化とどうつきあってゆくか (稲賀繁美)
A 日本人は西洋のことをよく知っているか
B 発信型と受信型?
C 眼差しの倫理学にむけて
【イントロダクション】
比較文学はレイプか (佐々木英昭)
「比較文学」という視線 / 解釈と侵犯 / 外交使節という見せ物 /〈他者〉とは
何か / 東と西 /「東洋人」という意識 /「脱亜入欧」と「自己本位」
I 見ることの意味
—— 日本と西洋の視線の往還
【鏡としての異文化】
1 むかし、ムスメ小説があった (岩田和男)
——『蝶々夫人』と日本女性のイメージ
1-1 東洋のバタフライ
1-2 日本のバタフライ
1-3 ムスメ小説というジャポニズム
1-4 再びマダム・バタフライ
2 外国人劇場と『ミカド』 (升本匡彦)
—— 日本で上演されたジャポニスム
2-1 はじめに
2-2 外国人劇場と新劇
2-3 初期新劇と横浜ゲーテ座
2-4 喜歌劇『ミカド』をめぐって
3 父と日本についての発見 (平林 一)
—— 島崎藤村のフランス体験と文明批評
3-1 不倫と戦争 ——『仏蘭西だより』の背景
3-2 黒船と隅田川 ——『海へ』の文明論
3-3 19世紀日本の考察 ——『夜明け前』 へ
3-4 パリと東京 —— 栗本鋤雲と都市論
3-5 おわりに —— 近代日本への視座
4 徳冨蘆花はトルストイに何を見たか (吉田正信)
—— 評伝執筆とヤースヤナ・ポリャーナ訪問
4-1 はじめに
4-2 評伝『トルストイ』執筆まで
4-3 『トルストイ』
4-4 蘆花の新生と煩悶
4-5 蘆花のトルストイ訪問
5 霊の生まれる場所 (一柳廣孝)
—— 科学とスピリチュアリズムの狭間で
5-1 はじめに
5-2 明治のこっくりさん・催眠術ブーム
5-3 科学とスピリチュアリズムの狭間で
5-4 「霊」への眼差し —— 夏目漱石・芥川龍之介を中心に
【鏡の国の他者】
6 試みとしての脱オリエンタリズム (武田美保子)
—— ハーン・まなざし・女性
6-1 「妖精の国」へのまなざし
6-2 「宿命の女」という「オリエンタリズム」
6-3 覚醒への軌跡
6-4 ほぐれゆく呪縛
6-5 家庭生活での「まなざし」
7 「自己本位」で見る西洋文明 (佐々木英昭)
—— 漱石「開化」論の前提
7-1 人間と猫はどちらが偉いか
7-2 「矛盾」を「説明する」意志
7-3 東西ノ趣味全ク異ナリ
7-4 トルストイ対漱石
7-5 西洋ノ文人ヲ敬セズ
II 異文化とはなにか
—— 日本対西洋の図式を越えて
【視線の形成と変容】
8 アジア・アフリカ人は人間と見られていたか? (大貫 徹)
—— 19世紀西洋文学における「猿」の意味
8-1 はじめに —— 名探偵デュパンの鋭い指摘
8-2 ヨーロッパの〈外部〉としてのアジア・アフリカ
8-3 アジア=アフリカ=オラン・ウータン
8-4 日本=ホッテントット=猿 —— ジュール・ヴェルヌの作品を通して
8-5 非ヨーロッパ人を動物視するヨーロッパ人の差別意識
8-6 おわりに
9 若き日の詩人の万博体験 (成田興史)
—— T.S.エリオットにおける比較文化論の行方
9-1 はじめに
9-2 万国博覧会と単線的な進歩発展史観
9-3 セントルイス万国博とフィリピン会場
...
日本人は神秘的? それとも猿? 人が〈他者〉に注ぐ視線はどのように形成されたのか。その歴史性に潜むオリエンタリズム―西洋(男性)中心主義と現代のポストコロニアル的状況を読み解き、人種・国境・ジェンダーに囚われない真の国際人のための文学・文化論を提示する。好評の入門書、待望の復刊!

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