Jacques Greene × Nosaj Thing
現代エレクトロニック・シーンの異才2人が次元を超えて交差するヴァーシーズ GTが始動!
デビュー・アルバム『Verses GT』が〈LUCKYME〉からリリース!
静寂と熱狂を兼ね備えたビート、内省と多幸感が共鳴するサウンド。
現代エレクトロニック・シーンの異才、ジャック・グリーンとノサッジ・シングが手を組んだ新ユニット、ヴァーシーズ GT (Verses GT) が、セルフ・タイトルのデビュー・アルバム『Verses GT』を〈LUCKYME〉よりリリース。
このプロジェクトの本格始動を告げるニュー・シングル「Your Light」では、UKの新星、ジョージ・ライリーをフィーチャー。親密さとエッジを兼ね備えたヴォーカルが、鋭くも包み込むようなプロダクションの上で光を放つ。
ヴァーシーズ GTは、ただのプロジェクトじゃない。グループ名であり、アルバム名であり、ライブセットであり、映像作品──すべてが詰まったひとつのムーヴメントだ。2023年にOuriをフィーチャーした「Too Close」、2024年には「RB3」、そして2025年に「Unknown」と立て続けにサプライズ・シングルをドロップしてきたジャック・グリーンとノサッジ・シングの二人による新ユニット、その全貌がいよいよ明らかになる。
このアルバムには、ただの"情緒"ではない、重みのある静けさが漂っている。ロンドン、ロサンゼルス、東京、パリ、そしてモントリオールで対面で制作され、実際の人間関係から生まれた音楽は、深く、丁寧で、時にミニマル。そこに宿るのは、「今」という時代を生き抜いた二人の確かな体温だ。
ゲストにはKuckaやTYSONも参加。ビジュアル面では、写真家/映像作家Xavier Tera、クリエイティブ・ディレクターのTerence Teh、Erin D. Garciaらが結集し、ジャンルも国境も越えた世界観を構築している。
さらに、昨年モントリオール〈MUTEK〉でライブデビューを果たし、DJユニットとしての活動もスタートした二人が、いよいよ世界各地で本格的なツアーを始動。9月18日のモントリオールを皮切りに、ニューヨーク〈Webster Hall〉、サンフランシスコ〈Great American Music Hall〉、ロサンゼルス〈El Rey Theatre〉、マイアミ〈III Points Festival〉、そしてヨーロッパ、日本へと渡る壮大なワールドツアーも決定している。
このプロジェクトは、ただの「共作」ではない。リスナーと、アーティストと、世界が共鳴する一つの体験だ。世界基準のプロダクションに、柔らかなリアリティと深みを帯びた魂が宿る。静と動、直感と信頼、内省と躍動が交差する──ヴァーシーズ GT、ついに始動。
ノサッジとジャックのプロダクションはシンプルでありながら鮮烈。燃えるような空気感が、不確かな愛の駆け引きを想起させる
- The FADER
本能を信じて突き進むのは本当に刺激的だった。ソロ作を経た今だからこそ、意味のあるものになったと思う
- Nosaj Thing
このプロジェクトは50/50の関係。信頼というキーワードのもと、ギブ&テイクが成立してる
- Jacques Greene
発売・販売元 提供資料(2025/07/17)
現代エレクトロニック・シーンの異才、ジャック・グリーンとノサッジ・シングが新ユニットを組んでアルバム・デビュー。これまでも単曲でコラボしてきた両者ながら、ここでは流れや展開の心地良さでアルバムらしい完成度を高めているのが素晴らしい。ジョージ・ライリーを迎えた"Your Light"をはじめ、クチカやタイソンとのアトモスフェリックなヴォーカル曲も効果的だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)