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生き延びるための昭和100年史

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フォーマット 書籍
発売日 2025年08月01日
国内/輸入 国内
出版社小学館
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784098254972
ページ数 320
判型 新書

構成数 : 1枚

●まえがき 「理想の国」のモデルなき時代に 佐藤優

●第1章 敗戦の断絶と反復
●第2章 大衆の誕生と変遷
●第3章 天皇家の昭和100年
●第4章 日米関係と世界秩序の行方
●第5章 昭和100年の知的遺産

●あとがき 天皇・元号・一世一元 片山杜秀

  1. 1.[書籍]

形を変えて反復する、昭和100年の教訓

昭和100年に当たる2025年。戦後80年を迎える日本は「新しい戦前」と叫ばれて久しく、諸外国では戦争が相次いで起き、帝国主義の論理が甦っている。覇権国家の道を歩んだアメリカがその役割を放棄し始め、「西洋の敗北」も露呈するーー。

そんな危機の時代について、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は「モデルとなる国家がない時代」だと語る。そして、こう続ける。「同じ時代に理想となるモデルを見出すことができない場合、私たちは過去の歴史を振り返ることになる」。

歴史の教訓を未来につなぐ。それをドイツの社会哲学者ユルゲン・ハーバーマスは「未来としての過去」と表現した。

本書は、佐藤氏と思想史研究者の片山杜秀氏が、昭和からの地続きで現代社会を見渡し、戦前から反復している課題、時代間の決定的差異や断絶を明らかにしつつ、「未来としての過去」たる歴史の教訓を浮かび上がらせた対談の記録だ。

新しい戦前、新帝国主義、アメリカの弱体化と西洋の敗北、ニヒリズム、ポストトゥルース……様々な困難に直面する危機の時代に生きる、「知の巨人」2人の白熱討議!これが戦後80年、昭和100年史の決定版!!

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は全6回、計20時間にわたる対談を収録し、構成した一冊です。
世界秩序が大きく変化し、危機を迎える現代において、本書の議論は歴史の反復や差異を見渡し、「現代に生きる視点」を抽出した白熱討議となりました。昭和100年、戦後80年という節目に、そして、それ以降の混迷を見通すために、じっくりお読みいただけましたら幸いです。

作品の情報

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著者: 佐藤優片山杜秀

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