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マリー・キュリーの挑戦 科学・ジェンダー・戦争

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構成数 : 1

序—マリー・キュリーが投げかける問い—

1 少女の怒り
四つの要素/喪われた祖国/少女マリアの夢/「女らしさ」を超えて/答えの出ないジレンマ

2 三つの恋の物語
悲恋に耐えて/故国を捨てた恋/尊敬と愛情/ピエールの突然の死 /予期せぬ不倫/年下の男/「ランジュヴァン事件」と二度目のノーベル賞/数奇な運命/たたずむ男の想い

3 ノーベル賞を有名にしたもの
ノーベルの遺言/格好の受賞者/年を取らないともらえない?/国と国との競争/科学者たちの縄張り争い/悪用された成果

4 墓はなぜ移されたか
パンテオンに眠る最初の女性/墓を移す/フランスの自負/原子力政策とのつながり

5 誤解された夫婦の役割
「理性的な男/感情的な女」というステレオタイプ /「頭脳はピエール、肉体労働はマリー」ではない/ウラン放射線と出会う/徹底した定量実験/新元素を取り出す/賞賛の裏側/原子の意味を変える

6 二つの祖国のために
マリー、戦場を駆ける/戦争と女の関係/悲願のポーランド独立/マリーの戦争観

7 ピエール・キュリーの「個性」
脇道を行く/ピエールの結婚観/自分たちに合った結婚生活/いやいやながらの選挙運動/「負け犬」の崇高な野心

8 科学アカデミーに拒まれた母と娘
女性会員はいない/もう一人の候補者/政治と宗教のねじれた関係/怒りと抵抗/娘イレーヌの闘い

9 変貌する聖女
書き変えられる伝記/見かけだけの平等/第二波フェミニズム運動/新しい伝記への批判

10 マルグリット・ボレルとハーサ・エアトンとの友情
シスターフッドの価値/女が男の所有物だった時代/キュリー母娘を助ける

11 放射能への歪んだ愛
見過ごされた放射線の害/夫妻の症状/広がる犠牲者/甘く見積もられた危険性/「薬は毒」

12 アインシュタインの妻
恋に落ちた留学生/アインシュタインの家族/ミレヴァの母性/「そこそこ」の美人という条件/潰されたキャリア/離婚、そして死まで

13 リーゼ・マイトナーの奪われた栄光
忘れられた「原爆の母」/裕福なユダヤ人の娘/逆境の中で/「淑女」という鎖/ついにポストを得る プロトアクチニウムの発見/孤独な亡命者/核分裂の発見と証明/ノーベル賞を獲りそこなう/名誉は回復されたが

14 放射線研究に斃れた日本人留学生
ラジウム研究所への派遣/命を縮めた研究/誇るべき日々/近代日本が見た夢/女の一生/女性の生き方の変化/放射能を帯びたパスポート

15 「偉大な母」の娘たち
正反対の姉妹/父親の死と祖父の影響/幸せでなかった少女時代/「粗野な」イレーヌ、「エレガントな」エーヴ/それぞれのノーベル賞

16 キュリー帝国の美貌のプリンス
映画スターに比せられた科学者/キュリー夫人の驚愕/二つの姓を持つ/フレデリックの才能と努力/政治的な闘い

17 湯浅年子の不屈の生涯
日本初の物理学専攻女子学生/「ジョリオ先生」の弟子/戦火を縫って/日本では研究ができない/結婚の条件/大いなるロール・モデル

18 キュリー夫人とモードの歴史
青いウェディングドレス/女性ファッションの激動期/簡素な服装とスポーツの奨励

19 「完璧な妻、母、科学者」という罠
なぜアメリカで歓迎されたのか/ジェンダー//...

  1. 1.[書籍]

自然科学を女子の手に!
〈偉大な科学者にして良妻賢母〉伝説を打ち破り、巧みな筆で描き出す真実のキュリー夫人とその時代。結婚と死別、家族と戦争、アカデミーとの闘い、不倫事件、放射能の栄光と悲惨——、彼女が直面したのはすべて現代の問題だ。

作品の情報

メイン
著者: 川島慶子

フォーマット 書籍
発売日 2010年04月05日
国内/輸入 国内
出版社トランスビュー
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784901510899
ページ数 210
判型 A5

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