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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年09月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 北大路書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784762832932 |
| ページ数 | 336 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
まえがき
序 章 本書に取り組むまで
第1 節 息子の障碍との出会いから関係発達論の学びへ
第2 節 本書の研究の方向性が見えてくるまで
第3 節 本書の狙い
第I部 理論編
第1章 自閉症論の変遷史とASD当事者の語り
第1節 自閉症概念の登場と「人との情緒的接触を欠く」ということの意味
第2節 乳幼児精神医学の研究の流れ
第3節 自閉症の中核症状と診断基準についての議論
第4節 ASD当事者の独特な感覚世界
第5節 ASD当事者が直面する社会との関係性
第6節 本書の新たな研究枠組み
第2章 本書の基礎となる関係発達論
第1節 関係性を分断しない新しい発達の見方
第2節 子どもを「育てる」大人の働きを考える
第3節 子どもの気持ちを間主観的に掴むこと
第4節 二者間の関係性を相互主体的な関係性と見る
第5節 一個の主体のもつ二面・二重の心と〈自己態勢〉
第6節 障碍の問題を関係論的に考えること
第3章 本書の基礎となる関係発達論の方法論
第1節 「関与観察とエピソード記述」という方法論の特徴
第2節 関与観察という観察法
第3節 関与観察から得た結果の記録とそれに基づくエピソード記述
第4節 本書にASD児の連絡帳を取り上げる理由
第II部 事例編
第4章 一人のASD児が親や身近な他者のさまざまな思いの中で見せる「生きる様」
――約3年間の連絡帳を通して
第1節 本章において連絡帳を資料として取り上げる目的
第2節 「排泄」に関する母の悩みと悠くんの姿
第3節 「制止」場面の悠くんの様子と母の思い
第4節 悠くんの友達関係の広がりと母の喜び
第5節 母の先生や他児への感謝の気持ち
第6節 本章の総合考察
第5章 一人のASD児が身近な他者と関わり合う中でどのように心を動かしているか
――「関与観察とエピソード記述」を通して
第1節 本章の目的と手続き
第2節 悠くんと筆者のあいだでどんなときに気持ちが繋がったか
第3節 悠くんと先生とのあいだで「情動的相互調整」はどのようになされたか
第4節 悠くんと友達との関わり合いはどのように展開したか
第5節 みんなと一緒の活動の中に見る悠くんの内面の「私たち」の意味
第6節 悠くんはトーマスにどのように関わって遊んでいたか
第7節 本章の総合考察
終 章 ASD児も身近な他者と関わり合う中で生きている――最終考察
第1節 理論編の4つの視点が持つ意味
第2節 理論編と事例編を繋ぐ鍵となる〈自己態勢〉という概念
第3節 ASD児を「障碍特性」の観点から見るか,〈自己態勢〉の観点から見るか
第4節 〈自己態勢〉という概念には,第1章第6節で見た4つの視点が合流する
第5節 ASD児一人ひとりの〈自己態勢〉の違いを認めることが新しいASD児観に繋がる
第6節 ASD児・者への支援を考える上で重要なこと
第7節 本書の課題と今後の展望
謝 辞
引用・参考文献
解 説 「ASDを共に生きる」ということ (鯨岡 峻)

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