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質的探究 法社会学

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フォーマット 書籍
発売日 2025年09月03日
国内/輸入 国内
出版社北大路書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784762832925
ページ数 352
判型 A5

構成数 : 1枚

序─法の質的探究の目標・方法・理論(樫村志郎)
1 質的探究活動の目標としての「規則性」
2 対象の理解のための「規則性」の選択
3 「法実践」の方法


第1部 法の質的探究──その構築

質的探究の認識論的マッピング(和田仁孝)
§I はじめに
§II 埋め込まれた認識論と質的探究──類型1
§III 認識論的ジレンマと質的探究──類型2
§IV 認識論的転回と質的探究──類型3
§V おわりに

科学者の人間モデルと社会成員の人間モデル──EMCA研究は「用いられるべき理由」を語れるか(小宮友根)
§I はじめに
§II "Dope" 概念再訪
§III 社会成員にとっての人間モデル
§IV 人間モデルとエスノメソドロジー的無関心
§V おわりに

法の言説分析の可能性(仁木恒夫)
§I はじめに
§II 言説による社会の構築
§III 法の言説実践への視角
§IV 言説空間の動態的分析
§V おわりに

インタビュー・データの「質的」探究の可能性(山田恵子)
§I はじめに
§II 量的探究型/質的探究型インタビューにおけるデータの利用方法
§III 検討
§IV おわりに

質的研究とドキュメント(土屋明広)
§I はじめに
§II ドキュメントに関する議論
§III 性質条件について
§IV 解釈妥当性条件について
§V おわりに

アフリカ民族誌を出来事の連なりで書く──願望と可能性を語る質的探究の試み(石田慎一郎)
§I はじめに──現地の筋書きと論理で民族誌を書く
§II フィールドワーク──筋書きを発見する8つの手法
§III イゲンベ民族誌──出来事を意味づけ,未来に開く3つの論理
§IV おわりに──出来事が人間の願望と未来の可能性を語る

法社会学研究における参与観察の可能性と課題(吉岡すずか)
§I はじめに
§II 参与観察の独自性
§III 参与観察に入るには
§IV あなたは何者なのか──参与度合とポジショナリティ
§V フィールドノーツ──記述方法とその分析手法
§VI 参与観察研究をいかに産み出すか

規範,法,妥当──経験的研究のひとつのプログラム(高橋 裕)
§I はじめに
§II 法と規範の「多くの顔」
§III 「法」の概念を検討する意味
§IV 規範の「妥当」
§V 「法の妥当」の生成過程の経験的分析
§VI ヴェーバーに立ちかえって
§VII おわりに


第2部 法の質的探究──その実践

「エスノメソドロジー・会話分析」による「質的探究」──緊急通報における「法」の達成(北村隆憲)
§I はじめに──本稿の目的
§II エスノメソドロジーと会話分析
§III エスノメソドロジーと会話分析による社会探究の考え方
§IV 緊急通報の相互行為における「法」の達成── 1つの例証として
§V エスノメソドロジー・会話分析による「質的探究」

質問-応答連鎖を通した裁判員への知識提供──応答の宛先の選択に示された裁判官の指向の分析(森本郁代)
§I はじめに
§II エスノメソドロジー・会話分析研究と裁判員制度
§III 分析データ
§IV 分析
§V おわりに

当事者の働きかけに応じない調停戦略(李 英)
§I はじめに
§II 当事者の主張や要求に対する調停者の表現方法
§III 模擬調停データの分析
§IV おわりに<...

  1. 1.[書籍]

法現象の単なる定性研究技法ではなく,社会現象のゆたかな経験的文脈観察としての「質的探究」(Qualitative Inquiry)の指針化を企図した体系論文集。実際に研究実践ないし批判的考察をとおして,その理論的・方法論的意義を考察。質的探究領域の現在地と今後の可能性を指し示す研究者必携の書。

作品の情報

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監修: 樫村志郎

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