グラミー賞受賞歴を誇るアメリカ屈指のライヴ・バンド、テデスキ・トラックス・バンドが、ルーツ・ロック・シーンの立役者、故レオン・ラッセルと行った2015年の伝説的コラボ・パフォーマンスを収めたライヴ・アルバムが10年の時を経てリリース!
「レオンやマッド・ドッグスの仲間たちと過ごしたあの日々は、本当に特別な時間でした。最初のリハーサルからすでに魔法のような空気が流れていて、そこから一気に盛り上がりが加速していった。この夜のことは一生忘れないと思います。このライブはついて、私はまだ夢なんじゃないかと頬をつねっている」とデレク・トラックスは今作についてコメントしている。
「レオン・ラッセルとマッド・ドッグスのメンバーとライブを共にできたことは、夢のような体験でした。あのステージ、観客、演奏すべてが完璧で、私のキャリアでも一生残る瞬間です」とスーザン・テデスキはコメントしている。
2015年、バージニア州で開催されたLOCKN'フェスティヴァルで披露された本公演は、1970年のジョー・コッカー&レオン・ラッセルによる伝説的ツアー『Mad Dogs & Englishmen』の45周年を記念して行われたスペシャル・トリビュート・セット。テデスキ・トラックス・バンドとレオン・ラッセルを中心に、リタ・クーリッジ、クリス・ステイントン、クラウディア・リニアらオリジナル・メンバーが参加。さらに、ウォーレン・ヘインズ、デイヴ・メイソン、ブラック・クロウズのクリス・ロビンソン、アンダース・オスボーンら多彩なゲストが加わり、ステージ上は20人超の豪華布陣となった。
ライブでは「Feelin' Alright」、「The Weight」、「With A Little Help From My Friends」など名曲の数々が熱く、そして情感豊かに再現された。ダイナミックなプレイとエモーショナルな演奏で知られるテデスキ・トラックス・バンドが、これらの名曲に新たな命を吹き込んでいる。スーザン・テデスキのヴォーカルは、力強いホーン・セクションとゴスペル風のバッキング・ヴォーカルと見事に調和し、デレク・トラックスはスライド・ギターでオリジナル・アレンジのソウルフルな炎を表現し、彼ならではの流麗さと情感を加えている。
発売・販売元 提供資料(2025/07/14)
ジョー・コッカーの伝説的ツアー〈Mad Dogs & Engli shmen〉の45周年を記念した2015年のトリビュート公演がめでたく音盤化。当時の首謀者レオン・ラッセルや一員だったリタ・クーリッジを含む20名超の布陣で臨んだ演奏はオリジナルに引けを取らない熱気と迫力が全開で、胸弾むような祝祭感を醸成していく。ラストを飾るレオンの泣きの歌声に思いっきりやられた。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)