アトランタ出身R&Bシンガーソングライター=Mariah the Scientist(マライア・ザ・サイエンティスト)
R&B界の最前線に立つ彼女の4作目となるアルバム『HEARTS SOLD SEPARATELY』(アナログ盤)
Mariah the Scientist(マライア・ザ・サイエンティスト)は、ジョージア州アトランタ出身のR&Bシンガーソングライター。大学では生物学を専攻(彼女のアーティスト名「the Scientist」は、生物学への愛情から来ている。)、元々は小児麻酔科医を目指していたが、音楽への情熱が勝り、大学を中退して音楽活動に専念する。ラッパーのトリー・レーンズに才能を見出され、2019年にデビューアルバム『Master』をリリース。2024年には、21サヴェージ、ケイトラナダ、ヴォリ、ヤング・サグなどの豪華ゲストを迎えたアルバム『To Be Eaten Alive』リリースし、自身初となる全米チャートにランクインする。ヨーロッパと北米を巡るソールドアウトツアー「To Be Eaten Alive Tour」を成功させ、コーチェラやピッチフォーク・ミュージック・フェスティバルなどのステージでも存在感を示す。
今作『HEARTS SOLD SEPARATELY』は、「愛に対する戦争」と表現するテーマを軸に制作され、愛を守るために戦う義務があるというメッセージを込めた作品となっている。アルバム全体を通して、彼女は、自分自身や多くの女性たちを「愛のために命を捧げるおもちゃの兵士」として描いています。「女性たちの感情がいかに消費されているか」を問いかけ、現代の恋愛観に鋭く切り込んでいる。今やR&B界の最前線に立つ彼女から目が離せない。
発売・販売元 提供資料(2025/07/11)
生物学専攻だったことにちなんで〈マライアは科学者〉と名乗るアトランタ出身のシンガー/ソングライターによる4作目。キャリア最大のヒットとなった先行曲"Burning Blue"は、世間から非難を浴びながら収監中の恋人ヤング・サグに寄り添った彼女自身を連想させ、溜め込んだ感情をクールに解き放つ歌も含めてシアラが歌ったプリンス風の官能的なスロウを思わせる。今回はナインティーン85(dvsn)がメインで制作し、"Sacrifice"などで80s R&B的なシンセの音色も用いつつ、カリ・ウチスとディープに絡む"Is It A Crime"のような濃密なスロウを提供。歌も音も成熟を感じさせる一枚だ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)