2019年にリリースされたMinuanoの3rdアルバム『蝶になる夢を見た』。ファンの間で根強い人気を誇る本作は、Minuano主宰者の尾方伯郎による作編曲と榊原香保里(Lamp) のボーカルを中心にしたサウンドに、ストリングスやホーン・セクションを加えた豪華バンド編成でレコーディングされ、Lampから染谷大陽と永井祐介も参加。カラフルなコーラスワークが印象的なシティポップ・ナンバー「春時雨の夜にさよなら」、染谷大陽が編曲を手がけたドリーミーなバラード「ソーダ水の想い出」、リズムセクションとホーンのタイトなシンクロが小気味良いジャズポップ「終わりのない季節」、ヴォーカルとストリングスが幻想的に溶けあった「真夜中のラウンジ」ほか、季節の移ろいを想わせる映像的なサウンドが深い余韻を残す全13曲を収録。シティ・ポップ、ジャズ、ブラジリアン・ポップスなどの影響を昇華させた芳醇なサウンドに、榊原香保里の可憐なウィスパーボイスがきらめく傑作。 (C)RS
JMD(2025/07/17)
Lampの榊原香保里をボーカルにフィーチャーしたポップスプロジェクト・Minuanoの3rdアルバムが、新装盤CDで再登場。
2019年にリリースされたMinuanoの3rdアルバム『蝶になる夢を見た』。ファンの間で根強い人気を誇る本作は、Minuano主宰者の尾方伯郎による作編曲と榊原香保里 (Lamp) のボーカルを中心にしたサウンドに、ストリングスやホーン・セクションを加えた豪華バンド編成でレコーディングされ、Lampから染谷大陽と永井祐介も参加。カラフルなコーラスワークが印象的なシティポップ・ナンバー「春時雨の夜にさよなら」、染谷大陽が編曲を手がけたドリーミーなバラード「ソーダ水の想い出」、リズムセクションとホーンのタイトなシンクロが小気味良いジャズポップ「終わりのない季節」、ヴォーカルとストリングスが幻想的に溶けあった「真夜中のラウンジ」ほか、季節の移ろいを想わせる映像的なサウンドが深い余韻を残す全13曲を収録。シティ・ポップ、ジャズ、ブラジリアン・ポップスなどの影響を昇華させた芳醇なサウンドに、榊原香保里の可憐なウィスパーボイスがきらめく傑作。
発売・販売元 提供資料(2025/07/10)
実に9年ぶりの新作が到着。MPBやジャズ、ソフト・ロックなどを消化した流麗なサウンドと、ロマンティックでいてメランコリックな詩情溢れる物語を13のポップソングを通じて紡いでいる。奥ゆかしいイージー・リスニング志向だった過去作よりも、榊原香保里(Lamp)の歌とメロディーの存在感を押し出しており、どこか〈80年前後の日本のポップスの知られざる名盤〉のような趣も。過ぎゆく夏のなかで、静かに耳を傾けたい。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.430(2019年8月25日発行号)掲載)