現代UKジャズ・シーンを牽引するピアニストがSFをテーマにした6thアルバム
ピアニスト、プロデューサー、ソングライター、そしてMCとして活躍し現代UKジャズ・シーンを牽引するアルファ・ミストの6枚目のスタジオ・アルバムが完成。復讐、許し、そして贖罪といったテーマが重くのしかかる広大なディストピアを描き、独自のSF的世界観を創造。柔らかくきらめくようなキーボードやグルーヴ感、自由な即興演奏といった彼の特徴は健在ですが、本作の特徴は全体に漂うスモーキーなサイケデリックさ。「人生とはそういうものだから」とアルファ・ミストが語る、常に直線的ではない人生を表現した拍子がころころと切り替わる8分間に及ぶタイトル曲をはじめ、リスナーの心の奥底に深く刻み込まれる切なくも哀愁を帯びたメロディーが、アルファ・ミストがUK音楽界で最も先進的な作曲家の一人であることを改めて証明する1作。
アルバムの世界観を描いた28ページのコミックを付属したデラックス・エディション。
発売・販売元 提供資料(2025/07/18)
スモーキージャズの警鐘。現代UKジャズ黎明期から活躍するプロデューサー/ピアニスト:アルファ・ミストによる6th。本作は、復讐、許し、贖罪というテーマを基に、独自のSF世界で現代社会の傾向を戯画化し現実社会への警鐘とジャズを鳴らし創造されたディストピア作品。揺れるグルーヴとキーボード、脈打つドラムとベースライン、時にヴォーカルやストリングズも挿入。アルバム全編を通して堪能できる(即興)演奏はスモーキー且つサイケデリック。没入感ある拍子が切り替わる長尺曲も収録。本作でも聴かれる痛切で哀愁を帯びた音世界は、先進的な作曲家であり現代を生ける人間の直接的な音楽アプローチ。ええやんええやん。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.179(2025年12月10日発行号)掲載)
現代UKジャズ・シーンをおもしろくしているピアニスト/プロデューサーが6枚目のスタジオ・アルバムを完成しました。復讐、許し、贖罪というテーマが色濃く残るディストピア世界を、揺らめく鍵盤と流れるようなグルーヴ、自身のラップなどによって物語として表現。ホームボーイ・サンドマン、タウィア、シンガー兼マルチ演奏家のカヤ・トーマス・ダイクの客演も聴きどころです!
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.503(2025年10月25日発行号)掲載)