天才少女から気鋭のポップ・アーティストへ。
15歳からガレージ・ポップ・バンド、The Regrettsのフロントマンとして活躍し続けてきたシンガーソングライター/プロデューサー、Lydia Night。自身の成長を自らの音楽に反映させ、これまで完璧な不完全さを武器にしてきた彼女が、完全体のポップ・アーティストとしてソロ・アルバムを完成!アナログLPも同時発売!!
15歳の頃から自身のバンド、The Regrettsのフロントマンとして活躍してきた、シンガーソングライター/プロデューサー、Lydia Night。自身の成長を自らの音楽に反映させ、完璧な不完全さを武器にガレージ・ポップ・パンク・サウンドを進化させてきた彼女が、自身初となるソロ・アルバムをリリースする。
昨年友人のホーム・スタジオに1ヵ月籠り、密かに作品を作っていたという彼女。そこで出来上がったポップ中心の楽曲が、このソロ・アルバム『PARODY OF PLEASURE』を形作っている。24歳となった彼女がエクゼクティヴ・プロデューサーを務めるこの作品で、彼女はThe Regretts時代を含め、自分の創造性に対し、無意識のうちに作っていた様々な自分の中のルールや取り決めを取り払い、ポップの新たな可能性を切り拓いたのだった。
Suki WaterhouseやJojiなどを手掛けたプロデューサー、Alexis Kesselmanが主にプロデュースを手掛けた『PARODY OF PLEASURE』は、Kesselmanのヘルズ・キッチンにある自宅スタジオで命を吹き込まれた。Lydiaにとって女性のプロデューサーとの仕事は今回が初めてだったとのことで、彼女にとって斬新な経験になったとのこと。アルバムに収録された13曲は、反逆的なユーモアや赤裸々なまでの繊細さ、恐れ知らずの冷静さなど、彼女の全てをさらけ出した作品となっている。アルバムの幕開けを飾るファースト・シングル「Pity Party」のソングライティングの中心にいるのは、もちろんLydiaだが、数人のソングライターとのコラボレーションも収録されている。その中にはプロデューサーのKesselmanの他、Tyler Spry(Tate McRae、Renee Rapp)、Mikey Freedom Hart(Lana Del Ray、Taylor Swift)、そしてUPSHALL(Anne-Marie、G-Flip)が含まれており、アルバムの色合いを決定づけるポップ・サウンドを生み出している。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/07/04)
The Regretts時代を通してその音楽性も幅広く成長していったというLydia。『PARODY OF PLEASURE』を制作するにあたり、クリエイティヴ面を自身で掌握できたことによって、アーティストとしての自分自身を取り戻すことができたそう。このアルバムの中で彼女は、全ての抑制を取り払い、初めて自分自身の深いヴィジョンを存分にさらけ出している。ここには15歳でThe Regrettsを結成して以来、彼女が体現してきたインディペンデント・スピリットをそのままキープしながら、ポップの可能性におけるまったく新しい自由を解き放ち、最終的に彼女が選んだポップを告白やカタルシス、そして人生を変える自己発見の器へと変貌させたのだった。その感情の複雑さにもかかわらず、本作には純粋な幸福感を味わえる瞬間がたくさんある。それは、憧れ、欲望、そして全力の執着の奇妙な爽快感をとらえるLydiaの才能によるところが大きい。シングルの「The Hearse 」では、彼女のヴォーカルは優しさと苛立ちの間を行き来しながら、片思いの相手に撃ち落とされた裏切りを語り、傷ついた自分のエゴをからかう。アルバムの中で最もキャッチーな曲のひとつである 「The Bomb 」は、トゲトゲしたリフ、高鳴るリズム、そして忘れがたい一発芸で爆発し、彼女の最も狂おしい欲望をさらけ出している。恋心にインスパイアされた 「Gutter 」は、華麗に歪んだアート・ポップ・ナンバーで、彼女の催眠術のようなヴォーカルとファンタスティックで小生意気な歌詞がスパイスを添えている。
ソロ・デビュー作『PARODY OF PLEASURE』で、Lydiaはリスナーに自分がアルバムで表現したと同じような自己賛美の感覚を呼び起こしたいと願っている。
「泣きたくなるような曲もあれば、踊りたくなるような曲もある。そんな時は、レコードから必要なものを何でも受け取ってほしい。でも、どんなことであれ、自分自身に対してもっと愛を感じる手助けになればと願っている。なぜなら、それが私の好きな音楽がいつも私にしてくれたことだから」(2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/07/04)
ハインズの好敵手としてガレージ・ロック人気を盛り上げたリグレッツの元フロントウーマンによる初のソロ作は、バンド時代には見せなかった側面を大開放し、良い意味でやりたい放題。ふわふわした歌い方までサブリナ・カーペンターっぽいカントリー・ポップやゴリラズ風の棒読みラップ、テイラー・スウィフトにイマジン・ドラゴンズなど、1曲ずつ参照元を紐解きたくなる楽しい内容です。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)