レイ・チャールズの新生タンジェリンによる公式リマスター・シリーズ、今回は当時新設したクロスオーヴァーから放った74年作の世界初CD化! A面にロマンティックなバラード、B面に軽快なパーティー曲という構成で土曜の夜の楽しみが両面で表現されている。アトランティックやABC時代と比べてスキップされがちな時期ながら、シド・フェラーの豪勢なアレンジも一級品だ。
bounce (C)轟ひろみ
vol.502(2025年9月25日発行号)掲載(2025/09/25)
レイ・チャールズが設立したタンジェリン・レコードによる公式リマスター・シリーズ!本作はレイが1973年にABCを離れた際にタンジェリンを閉鎖し、新たに立ち上げたクロスオーヴァー・レコードの1stアルバムとして1974年にリリースされた隠れた名盤『カム・リヴ・ウィズ・ミー』(初CD化)!発売当初のアナログ盤としてのコンセプトは土曜の夜の2つの側面をA・B面で表現。A面(M1~4)には濃厚で深夜にぴったりのロマンティックなバラードを、B面(M5~9)には楽しいソウル・パーティーにぴったりな曲が並ぶ。 (C)RS
JMD(2025/07/04)
レイ・チャールズが設立したタンジェリン・レコードによる公式リマスター・シリーズ!本作はレイが1973年にABCを離れた際にタンジェリンを閉鎖し、新たに立ち上げたクロスオーヴァー・レコードの1stアルバムとして1974年にリリースされた隠れた名盤『カム・リヴ・ウィズ・ミー』(初CD化)!発売当初のアナログ盤としてのコンセプトは土曜の夜の2つの側面をA・B面で表現。A面(M1~4)には濃厚で深夜にぴったりのロマンティックなバラードを、B面(M5~9)には楽しいソウル・パーティーにぴったりな曲が並ぶ。
50年代にアトランティックで「ホワッド・アイ・セイ」など多くのヒットを飛ばし、R&B、ゴスペル界で頂点を極めたレイ・チャールズが、60年代にはABCと契約しリリースした「我が心のジョージア」がNO1ヒットを記録。そして62年に自身のレコード会社タンジェリン・レコードからリリースしたカントリーの新解釈アルバム『モダン・サウンズ・イン・カントリー&ウェスタン・ミュージック』、そしてシングル「I Can't Stop Loving」もビルボード・ポップ・チャートで1位を獲得。翌年のグラミーも受賞し、黒人ミュージシャン、さらにカントリーの中でも最も売れたアルバムとなった。続いてリリースされたVol.2も高い評価を受け、これらはポピュラー音楽の流れを変え、レイが天才と呼ばれる証しとなっている。その後73年にABCを離れると同時にタンジェリンも閉鎖。新たにクロスオーヴァー・レコードを設立した。約50年の時を経てタンジェリン・レコードを復活させ2021年CD6枚組のボックス『True Genius』をリリース。その後、入手困難だった名盤をリマスターしLP・CDで再発売している。
発売・販売元 提供資料(2025/07/03)