| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2025年08月27日 |
| 国内/輸入 | 輸入盤:国内流通仕様 |
| レーベル | VIVID SOUND |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 紙ジャケット |
| 規格品番 | VSCD6276 |
| SKU | 4540399325385 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:37:16

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
BIG PINKは海外レーベルということで、タワーレコード・オンラインでは輸入盤も取り扱かわれていた。最近は円高の影響もあって輸入盤よりもVIVID SOUNDの国内仕様盤の方が廉価なのだが、再会を急ぎたければ”在庫わずか”な輸入盤を入手する選択肢もある。
さて、本作は1999年に日本盤がCD発売されているが、オリジナルのリリースは1980年に遡る。いわゆる”AOR”が成熟していた時代の隠れた名盤として、マロングラッセのような甘美な色調のジャッケトの本作には"トワイライト・アワーズ"という邦題が付けられていた。<1999年盤のオビには欠いてある>
その名のとおり、アルバム全体にマイルドなアダルト・コンテンポラリーの”あまく危険な香り”が漂っているのだが、内容に関しては約2年前に書き込んだレビューのとおりなので、一部を修正して下記のとおり引用する。
オープニングの「イズ・ディス・ザ・ウェイ・オブ・ラヴ」は、切ないハーモニカで始まるミディアム・フローの佳曲だ。ローレン・ウッドをパートナーに選んだことも正解だし、2人のソフトでナチュラルなデュエットが聴く者に”安らぎ”と”癒し”を与えてくれる。シルクのように滑らかなメロディ、キーボード主体のメロウで控え目なアレンジ、波に流されないように舵をとる小気味よいドラミング…。完璧だ。
続く「エニー・ミニッツ・ナウ」も負けてはいない。甘さを抑えた良質のビター・チョコレートのような”ほろ苦い”失恋ソングだ。悲しみに心折られながらも、それを乗り越えようとする葛藤が唄われていて(個人的にはそう感じている)、切なくも前を向く姿が胸を打つ。ライトでメロウなポップス好きの琴線に触れる1曲だ。
その他の楽曲も聴き心地の良い秀作が揃っていて、棄て曲は一切ない。アルバム全体が、やさしく穏やかな”秋色”に彩られていて、月明かりに包まれた秋の夜長に聴いていたい心和ませる1枚だ。