2023年『CARTWHEEL』が評論家やインディLOVERから大絶賛を獲得。セールスや世界ツアーも上々な数値を記録し、群雄割拠が続くUS産シューゲイザー×グランジ×エモ ブームで横綱級のアクトに成長したHOTLINE TNT。2024年から流動的だったバンドメンバーが固定され、バンドのボトム部分が大幅強化。そんな成長・強化をしっかり記録した新作『RASPBERRY MOON』がTHIRDMANから到着!
何と言ってもHOTLINE TNTたらしめる要素であるポップで切ないメロディが、メインストリーム内で大暴れ出来る程の逞しさを一気に獲得。頭脳WILLのソロプロジェクトからメンバーが固まった紛れもないバンドに変身を遂げた事もあり、全編阿吽の呼吸レベルの親密さと自然さが貫かれています。"Julia's War"の爆音の中でOASIS的骨太メロディも歌いこなすWILLに泣けてきたり、今までの彼等が鳴らしてきた要素が凝縮された"Candle"、ピアノが印象的なインディ・ポップの領域まで入った胸キュン"Break Right"....このタイミングで全インディLOVERが大歓喜する音を世界に放つHOTLINE TNT、完璧過ぎます!
2025年絶対に聴いて欲しいインディ・アルバム最上位の本作、聴き逃し無くお願いします!
発売・販売元 提供資料(2025/07/15)
ジャック・ホワイトが主宰するサード・マンから発表した『Cartwheel』(2023年)で一躍注目を集めた、NYの4人組シューゲイザー・バンド。約2年ぶりとなるこの3作目もサード・マンからのリリースで、分厚い轟音ギターを基盤にしながらも、リズム、メロディー、ヴォーカルのすべてが繊細に調和し、美しいバランスを生み出している。なかでも際立つのは〈歌〉への強いこだわり。キャッチーで耳に残るメロディーと言葉が明瞭に届くクリアなヴォーカルは、ノイズに埋もれることなく心に届く。マイブラやダイナソーJrを彷彿とさせながらも二番煎じ感はなく、あくまで現代的な独自の音像が魅力だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.500(2025年7月25日発行号)掲載)