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「音」を理解するための教科書 「音」は面白い:人と音とのインタラクションから見た音響・音声処理工学

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構成数 : 1

1.人間はどうやって音を獲得したのか?
1.1 音を聴く能力は生きるための必須機能である
1.1.1 人間だけが特別な生き物というわけではない
1.1.2 宇宙の誕生から生命の誕生まで100億年かかった
1.1.3 生命とは:細胞をもつ/代謝を行う/自己複製する存在
1.1.4 生き物は感覚を総動員して摂食/攻撃と逃避/生殖を行う
1.1.5 音は他者を発見するための遠隔センシングで役に立つ
1.2 生き物が聴覚を獲得した進化の過程
1.2.1 聴覚の起源は体の平衡を保ち捕食者の振動を感知するためのセンサ
1.2.2 陸棲動物は3億8500万年前に聴覚を獲得した
1.3 さまざまなメディアを駆使してコミュニケーションを行う生物
1.3.1 バクテリア(細菌)もたがいにコミュニケーションを行っている
1.3.2 植物同士もコミュニケーションを行っている
1.3.3 植物は動物の音を聴いて自分の振舞いを決める
1.3.4 植物は敵の敵を誘引するコミュニケーションで自己防衛する
1.4 生物が見せるコミュニケーションの多様性
1.4.1 動物はさまざまな言葉を用いてコミュニケーションを行う
1.4.2 人体内部では臓器同士が直接コミュニケーションを行う
1.4.3 獲物のコミュニケーションを盗聴して攻撃を仕掛けるウイルス

2.音が聴こえないとどのように困るのか?
2.1 音が聴こえないとこんなに困る
2.1.1 聴覚障害者が不便と感じている音
2.1.2 聴覚障害者は日常生活でこんなに困っている
2.1.3 聴覚障害者向けの情報保障には手話通訳と要約筆記がある
2.2 聴覚障害の基準
2.2.1 聴覚障害者にはろう者と難聴者がいる
2.2.2 ろう者と難聴者・中途失聴者は同じではない
2.2.3 盲ろう者のコミュニケーション
2.2.4 難聴になる原因
2.3 感覚刺激は脳で高度に統合される
2.3.1 感覚遮断:感覚器からの刺激がなければ人間らしく生きられない?
2.3.2 エコーロケーション:現代技術でも達成できない高度な情報処理

3.そもそも「音」とはなにか?
3.1 音とは波である
3.1.1 音が発生するメカニズム
3.1.2 空気中を伝搬する音波は縦(疎密)波である
3.1.3 弾性波(疎密波)のばねモデル
3.1.4 音波の記述式
3.2 音の速さは媒質によって異なる
3.2.1 音の速さは媒質の特性によって決まる
3.2.2 さまざまな媒質中を伝わる音の速度
3.2.3 衝撃波とソニックブーム
3.3 音の強さと測り方
3.3.1 音圧の実効値
3.3.2 音響パワー:音響インテンシティーと音圧レベル(SPL)
3.3.3 ウェーバー・フェヒナーの法則
3.4 音には波としてのこんな性質がある
3.4.1 音を発生させる3種類の仕組み
3.4.2 風が吹く音:カルマン渦
3.4.3 波の回折現象
3.4.4 波の屈折現象
3.4.5 波の反射現象
3.4.6 波の干渉と共振

4.われわれは音をどのように聴いているのか?
4.1 人間の耳の仕組み
4.1.1 耳の解剖学的な構造
4.1.2 外耳の仕組み:音波を回折させる耳介と外耳道
4.1.3 中耳の仕組み:音波を振動に変える鼓膜と3種類の耳小骨
4.1.4 内耳の仕組み:振動を電気信号に変換する蝸牛と聴覚神経細胞
4.2 聴覚の感度は音の周波数によって変わる
4.2.1 聴覚フィルタ
4.2.2 等ラウドネス曲線:聴覚感度の周波数特性
4.2.3 波のうなり
4.3 人間はどんな音をど?<...

  1. 1.[書籍]

■書籍の特徴
本書では,「音」という現象に関する物理学的・情報科学的な観点からの解説と,「音」を受け取る側である人間の心理学的な観点からの解説を行っています。前半では,「音の面白さ」,「私たちが音を捉える時に意識することなく発動している高度な認知機能」について述べます。後半では,「私たちにとって身近な音響・音声処理技術」について概説します。
【前半】
・そもそも音が聴こえることで人間にどんなメリットがあるのか
・音が聴こえなくなったらどのように困るのか
・音が聴こえる仕組みとはどのようなものか
・脳は音という信号をどのように扱っているのか
・どのようにして声を発しているのか
・どのようにして言葉を獲得するのか
・リズムやメロディなどの音楽をどのように認知しているのか
【後半】
・音をどうやって記録・再生するのか
・人間の声を遠隔地に届けるためにはどうすれば良いのか
・コンピュータに人間の声を理解させたり話をさせるにはどうすれば良いのか
・音響の応用技術(楽器やコンサートホール,超音波,ヘッドホン)

■本書が対象とする読者
・音響・音声処理工学に興味を持つ学生,初学者
・音響技術やオーディオ技術に携わるエンジニア
・「音」に興味を持つ,コンピュータ科学や認知・社会心理学の研究者およびエンジニア

■出版の主旨
本書は,「音」の不思議さや面白さ,また,「音」に関わる技術の面白さについて,より多くの人に興味を持っていただきたいという思いで執筆した「音」の教科書です。著者の専門はCMC(Computer Mediated Communication)という分野で,コンピュータ技術を使って人と人とのコミュニケーションを支援する研究を行っています。

音は,人間がコミュニケーションを行ううえでは欠かせないものであり,私たちの生存を根底で支える重要な基盤です。私たちは「音」というメディアを,日々,何気なく使用していますが,じつは,私たち自身が特段の意識をすることもなく非常に高度な情報処理を行っているのです。このような情報処理をコンピュータにやらせようとすると,非常に高度な技術が要求されます。それどころか,コンピュータは未だに人間の適応能力には追い付いていない場合が多いのです。

本書では,「音」の不思議さや面白さ,また「音」に関わる技術の面白さについて,人と音との相互作用(interaction)という観点から解説します。音響・音声処理に関する個別の技術について詳細に述べるのではなく,「音」とは私たちにとってどのようなメディアなのか,私たちは「音」をどのように発しどのように聴いているのかについて多面的な視点から平易に解説します。

作品の情報

メイン
著者: 米村俊一

フォーマット 書籍
発売日 2021年02月08日
国内/輸入 国内
出版社コロナ社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784339009422
ページ数 252
判型 A5

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