ダンサー・田中泯と彫刻家・名和晃平による初のコラボレーション舞台作品のために制作されたオリジナルサウンドトラック。2024年1月10日・11日の2日間限定で、山梨県甲府のYCC県民文化ホールにて上演された舞台作品≪彼岸より≫。この作品のために音楽家・原摩利彦が制作したオリジナルサウンドトラックを、アナログレコードとしてリリース。 (C)RS
JMD(2025/07/10)
ダンサー・田中泯と彫刻家・名和晃平による初のコラボレーション舞台作品のために制作されたオリジナルサウンドトラック。
音楽家・原摩利彦によるアナログレコードをリリース。
ダンサー・田中泯と彫刻家・名和晃平による初のコラボレーション舞台作品《彼岸より》のために制作されたオリジナルサウンドトラック。2024年1月10日・11日の2日間限定で、山梨県甲府のYCC県民文化ホールにて上演された舞台作品《彼岸より》。この作品のために音楽家・原摩利彦が制作したオリジナルサウンドトラックを、アナログレコードとしてリリースいたします。
原はこれまで、長年にわたって名和晃平とのコラボレーションに取り組んできました。本作は、そこで培われてきた表現に新たな1ページを加えるものとなっております。2021年、原が音楽を手がける名和の映像作品《Tornscape》がSCAI THE BATHHOUSEで展示された際に、会場では田中泯による告知なしの「場踊り」が行われました。これこそが《彼岸より》誕生のきっかけであり、いわば《彼岸より》の一端は、原の音によって導かれたとも言えるでしょう。あらすじも脚本ない状態から出発した《彼岸より》の制作において、唯一明らかだったのは、田中がひとりで舞台に立ち、踊るということ。原は「泯さんの踊りに合わせて音をつけるのではなく、名和さんの舞台美術とともに"場"をつくる意識で音を置いていった」と語ります。事実、その制作は「ワークショップの場で実際に音を鳴らし、反応や空気を肌で感じながら調整する」といったように、混沌の中を手探りで進んでいくものでした。そんな中で原は、田中が口にした「小さな石が葉に落ちるような繊細な音」というキーワードが、作品全体の方向性を定める上で大きな意味を持ったと振り返っています。
フィールドレコーディングからの帯域抽出、原と親交の深いミュージシャンたちによる「この世界あるいは社会、自分自身への怒り」をテーマとした即興演奏、尺八奏者・工藤煉山との協働、そして《Tornscape》のサウンドからの発展など、さまざまな手法とアプローチで紡がれる音の数々。それらは互いに響き合い、現実とも非現実ともつかない「どこでもない場所」へと聴衆を誘います。なお、本作のリリースにあわせて、舞台写真の数々やテキストを収めたアートブック『彼岸より』を刊行いたします。ぜひサウンドトラックとともに、舞台《彼岸より》の世界を多面的に味わっていただければ幸いです。
発売・販売元 提供資料(2025/06/30)