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近世徴租法と定免制期の年貢収取 石代納から皆銀納へ

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フォーマット 書籍
発売日 2025年07月12日
国内/輸入 国内
出版社清文堂出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784792415372
ページ数 306
判型 A5

構成数 : 1枚

はしがき
序 言
第一章 河内・摂津地域の支配と百姓・村の概況
第一節 北河内地域の領主配置
第二節 北河内地域の百姓・村の概況
第二章 河内交野郡招堤村の徴租法と年貢米納入
第一節 近世招堤村の成立
第二節 淀永井氏領期の検見制と年貢米の動向
第三節 直轄領期の検見取と年貢米量・石代納
第四節 直轄領への転換と検見制の継続
第五節 定免制の施行と石代納から皆銀納への展開
第三章 近世中後期河州土岐氏領太田村の定免と年貢収取 ――河内志紀郡太田村を事例に――
第一節 近世前期の太田村と年貢負担の概況
第二節 土岐氏領太田村東方の定免と年貢納入――役知領の定免
第三節 近世中後期東方の年貢米負担・納入階層と変化
第四章 近世後期定免制期の旗本久貝領の蔵米払米の展開
第一節 河内三郡の久貝領と年貢納入
第二節 年貢収納米の払米と入札仕法
第三節 米流通の拡大と地域流通の進展
第五章 徳川政権の蔵詰米と蔵払 ――京都二條御蔵を事例に――
第一節 畿内摂津・河内の年貢米納入の経路
第二節 近世二條城蔵詰米と払米
第六章 近世畿内直轄領の江戸廻米 ――徳川政権の年貢米・「蔵詰米」体制の確立――
第一節 「蔵詰米」としての江戸廻米
第二節 徳川政権江戸廻米制の成立
第三節 廻船入札請負制から御用達制への展開
第四節 江戸御廻米廻船と浅草御蔵納
結 言 ――定免制から皆石代納、皆銀納へ――
あとがき

  1. 1.[書籍]

定免制は単なる年貢増徴策ではなかったと考える著者は、むしろ年貢の定量化が促進され、あらゆる段階で換金されやすくなり、江戸時代後期には貨幣納に近い状態を招いた点に着目する。通常の近世徴租法の研究書がとり上げるのは検見の種類や定免との相違、代官手代と村人の攻防といったあたりまでだが、本書では蔵への最終的入庫や市中払い米、年貢米の畿内から江戸への廻漕までを含む過程をつぶさに検証している。

作品の情報

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著者： 渡邊忠司

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