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困難上等 地方の精密鋳造部品メーカー挑戦と復活の軌跡

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フォーマット 書籍
発売日 2025年06月30日
国内/輸入 国内
出版社幻冬舎
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784344693708
ページ数 196
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに

第1章 倒産危機は突然に──
幹部社員の裏切りによる大量退職で会社は空中分解寸前
44年前に会社を揺るがした突然の裏切り
幹部たちはどこへ消えたのか
お菓子メーカーから鋳造メーカーへの意外な転換
社長に代わって工場を支配していた"陰の三人組"
いつ重大事故が起きてもおかしくない企業風土
頭を下げて反逆者に教えを乞う

第2章 逆境に自ら身をおくことで会社を軌道に乗せる
親会社との縁を絶つためにあえて選んだ「困難な道」
前途多難でも前に進むしかない
若手社員3人で三頭体制を構築
購入する資金がないので、必要な機械は自分たちで作る
座して死を待つより、営業活動に打って出る
同業他社が避ける難しい仕事を一つずつ拾っていく
小さな会社が成長していくために、あえて困難な道を選ぶ

第3章 誰も着手しない製品開発が新規顧客の創出と
技術力アップとなる
競合が避ける難物製造で会社の立て直しを図る
ステンレス製ボルトのネジ山までも正確に鋳造する
なぜ難物部品を鋳造するのか
米国マクスターとIBMからの大口注文、月産2万個への挑戦
化学の知識と金型の修正で月産2万個を達成
キングインベスト式、射出成形機を作る
社外秘の製造ノウハウをライバル会社にリークされる
長年の取引企業との決別
QCサークル活動の賞金は部長のポケットマネーから
ロストワックスに代わる、MIMという画期的な金属加工法開発に着手
大阪でMIM研究のキーマンに会う
MIMの研究拠点、京都市工業技術センターに張り付く
MIMでの生産体制が少しずつ整う
アメリカでMIMの特許を取得
世界唯一?の手作業型MIMで中小規模のニーズを取り込む

第4章 大手が避ける場所にこそ中小企業が生き残る
ブルーオーシャンはある
インフラすら整っていない海外未開発の地で生産性を上げる
デフレ経済下では、海外進出は必須の戦略となる
周囲が反対する中、なぜフィリピンを選んだのか
自社海外工場を持つか、ほかの海外工場に生産依頼するか
Mプロペラとの合弁会社をフィリピンに設立する
海外進出の資金調達は商社の割賦販売を利用して切り抜ける
治安が悪いフィリピンで生き抜くための危険回避マニュアルを作成
現地副社長候補はリベート着服で、現地工場長候補は薬物使用でどちらも解雇
フィリピン工場製品が品質検査で不合格続出
イベント好きなフィリピン人を上手に乗せてISO9002を取得

第5章 大きな壁を乗り越えた先に事業の継続と発展が待っている
あえて逆境に身をおくことで実現した「親会社からの独立」
「キングインベスト」から「キャステム」へ
MIMの海外工場をタイで立ち上げる
親会社社長との対決
キャステム株をすべて時価の3倍で買い取れ
リーマンショックで社内大改革
「夢構想発表会」から自社商品プロジェクトが続々始動

おわりに

  1. 1.[書籍]

成功とは、困難の先にあるもの――

幹部の大量離反、バブル崩壊、親会社との確執——
度重なる逆境を乗り越えてきた町工場の、困難を力に変える挑戦の物語——

東京商工リサーチの調査によると、2024年の企業倒産件数は前年比15.1%増の1万6件となり、11年ぶりに1万件の大台を超えました。またそのほとんどが中小企業で、人口減による人材不足、原材料価格の高騰に加え、コロナ禍の特別措置として行われていたゼロゼロ融資の利子免除期間終了などが主な要因といわれています。長きにわたって日本経済の屋台骨を支えてきた中小企業が苦境にあえぐなか、著者は「そんな苦境のなかにこそ、未来への突破口がある」といいます。

広島県で精密鋳造や金属射出成形部品のメーカーを経営している著者も、これまで数々の苦境に立たされてきました。幹部社員の大量離職、バブル崩壊、親会社からの圧力……。「もうダメだ」と思うことも一度や二度ではなかったといいますが、そのたびに苦境を跳ね返そうという一心で戦略を練り、突破口を見いだしてきました。ライバルに仕事を奪われた際には、他社が嫌がる複雑な鋳物製造に挑戦し技術を磨き、大幅な人件費削減を迫られたときには、治安やインフラ面への不安から大手が敬遠していたフィリピンに工場を構えて人材確保に成功するなど、あえて「困難な道」を突き進むことで自社を成長へと導いてきました。著者はこうした経験から「誰も挑まないような高い壁の先にこそ、ブルーオーシャンが広がっている」という確信を深めていきました。現在では、従来の精密鋳造に加え、産業用CTスキャンや超微細3Dプリントなどの新技術開発にも取り組み、売上は100億円にせまるなど、地域でも指折りの企業へと成長を遂げています。

本書では逆境を逆手にとり、あえて困難な壁に挑戦することで会社を成長させてきた著者の取り組みについて詳しく紹介しています。
幹部の大量離職と技術流出を乗り越えての会社再建、足かせになっていた親会社からの独立など、著者に降りかかった苦難とそれを乗り越えるために下した数々の決断が臨場感をもって描かれています。

厳しい経営状況が続いている中小企業経営者に向けて、現状の課題と正面から向き合い、解決への一歩を踏み出すヒントと勇気を与えてくれる一冊です。

作品の情報

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著者: 戸田拓夫

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