販売価格
販売中
お取り寄せお取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年07月30日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ナカニシヤ出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784779518645 |
| ページ数 | 646 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序
序章 『ドイツ大学の自己主張』
第一節 創造者の三位一体とドイツ民族の負託
一 創造者の三位一体
二 ドイツ民族の負託
――別の始元への移行――
三 指導者自身が指導される者である
四 精神的世界のみが民族にその偉大さを保証する
五 闘争とポレモス
六 クラウゼヴィッツとドイツ運動
第二節 始元‐終末‐別の始元
一 神は死んだ
二 最後のドイツの哲学者、フリードリッヒ・ニーチェ
三 ギリシア哲学の勃興としての始元
四 始元の偉大さを再び取り返すという遥かなる指令
五 知の反抗と無力
六 アイスキュロスと試作・思惟
第三節 意志としての自己主張
一 自己主張は自分自身を意志する
二 学への意志としての自己主張
三 すべての偉大なものは嵐のなかに立つ
四 我々は我々自身を意志する
五 自己批判としての『形而上学の克服』
――意志の形而上学――
六 創造者の三位一体
――「ハイデガーとナチズム」の解釈視点―
第一章 創造者の三位一体
第四節 創造者の三位一体の展開
一 夢を見ている子ども
二 秘められた精神的なドイツの見えざる前線に留まる
三 哲学は直接には役に立たないが、しかし主宰的な知である
四 詩人‐思惟者‐国家創造者
――一九三四/三五年冬学期講義――
五 ヘルダーリン―ニーチェ―ヒトラー
六 詩人‐思惟者‐政治家
――『形而上学入門』――
七 真理が生起するあり方
――『芸術作品の根源』――
八 試作‐思惟‐行為‐犠牲
――『哲学への寄与』――
九 詩人・建設者・思惟者・政治家の創造
――一九三七/三八年冬学期講義――
十 創造者の三位一体の放棄
第五節 創造者の三位一体のモデル
一 ギリシアの始元とドイツ運動
二 ホメロスによる詩作‐哲学の覚醒‐国家形成
三 三つの偉大な力がともに働いた
四 テクネー(アレーテウエイン)としての作品の創造
五 哲人王の理念
六 詩人と思惟者の民族
第六節 『存在と時間』からナチズムへ
一 『存在と時間』からナチズムへの直接的な道?
二 歴史性と民族と決意性
三 私の死から神の死へ
四 ドイツ民族
――我々とは誰か――
五 学的哲学の理念から「姉妹」テーゼへ
六 始元の反復
七 創造者の三位一体への最初の一歩
八 困窮
――ナチズムへの最初の一歩――
九 暗さからの開放者
――ナチズムへの思想的関与――
十 メタ‐政治としての形而上学
第二章 形而上学
第七節「存在論‐神学」としての形而上学の二重性
一 形而上学の定義と第一哲学
二 人間の有限性と主導的問いの二つの根本方向の一性
三 哲学は普遍的な存在論である
四 「範例的存在者=現存在」による「哲学=存在論」の理念
五 「存在者的基礎=現存在」による「哲学=存在論」の理念
六 存<...
ハイデガーはナチズムのうちに何を見たのか。
そしていつナチズムから離反したと言えるのか。『黒いノート』を含むハイデガーの思索を辿ることで、ナチズムとの対決の本質は、ニーチェ形而上学の克服であったことを証明する渾身の一冊。
「ハイデガーとナチズム」問題は、ハイデガーのテキストを読むことなしには論じえない。そして逆も真である。この問題を避けて通るとすれば、あるいはスキャンダルやエピソードとして扱うとすれば、そうしたハイデガー解釈はハイデガー哲学の核心に触れることはないだろう。「ハイデガーとナチズム」問題は、ハイデガーのテキストへ導くとともに、テキストの読みの試金石ともなるのである。(「序」より)
●著者紹介
細川亮一(ほそかわ・りょういち)
1947年東京都に生まれる。1970年東京大学文学部卒業。1975年東京大学博士課程修了。1984―1986年フンボルト奨学生としてドイツ留学。1995-1996年アメリカ合衆国留学。文学博士(東京大学)。
現在 九州大学名誉教授
著書:『意味・真理・場所』(創文社,1992年),『ハイデガー哲学の射程』(創文社,2000年),『ハイデガー入門』(ちくま新書,2001年),『形而上学者ウィトゲンシュタイン』(筑摩書房,2002年),『ヘーゲル現象学の理念』(創文社,2002年),『アインシュタイン物理学と形而上学』(創文社,2004年),『純化の思想家ルソー』(九州大学出版会,2007年),『道化師ツァラトストラの黙示録』(九州大学出版会,2010年),『要請としてのカント倫理学』(九州大学出版会,2012年)
訳書:『真理の本質について』(ハイデガー全集第34巻)(創文社,1995年)
編著:『幸福の薬を飲みますか』(ナカニシヤ出版,1996年)

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
