ブルース界の重鎮=バディ・ガイ
ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ、ピーター・フランプトン、ジョー・ウォルシュ他、豪華スペシャルゲスト参加の新作『Ain't Done With The Blues』(アナログ盤)
グラミー賞を複数回受賞しているブルース界の重鎮、バディ・ガイが7月30日(水)89歳の誕生日を迎え、約3年ぶりとなる20作目のスタジオ・アルバム『Ain't Done With The Blues』(終わりなきブルースの旅)をリリース。前作に続き、グラミー賞受賞歴のあるプロデューサー兼ソングライターにして長年コラボレーション相手トム・ハムブリッジがプロデュースを手がけ、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ、ピーター・フランプトン、ジョー・ウォルシュ、クリストーン・"キングフィッシュ"・イングラム、ジョー・ボナマッサのスペシャル・ゲスト陣が参加している。
バディ・ガイはアルバムへついて「この作品は私の来た道行く道について、そして私がすべてを教わった人々について描いているんだ。マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、リトル・ウォルター、サニー・ボーイ・ウィリアムソン、BB・キング…いくらでも挙げられるさ。彼らは生前こう言っていたんだ。"なあ、もし俺より長生きしたら、とにかくブルースを生かし続けてくれ"とね。そして私はその約束を守ろうとしているのさ。今はもう昔ほど脚を高く蹴り上げたり、20代や30代の頃のようにステージから飛び降りることもできないけど、生きている限りはみなさんにすべてを捧げるつもりだよ」と語っている。
また、ライアン・クーグラーのヒット映画『罪人たち(Sinners)』でのサプライズ出演した事も話題となっている。『罪人たち』への出演と、新たなアルバムのリリースを決めたことについて、バディは「大手のAM・FM曲では、もう昔みたいにブルースがラジオでかからないんだ。だから、映画とか、ツアーで演奏するとか、あるいは新しいアルバムを作るといったことが大切なんだ。若者たちが見たり聞いたりして、"おっ、もっと知らなければ"と思ってくれるかもしれないからね」とも語っている。
発売・販売元 提供資料(2025/07/04)
89歳になったブルースのレジェンドが3年ぶりの新作をリリース。コンスタントな活動ぶりだけでも凄いが、もはや老いや円熟すらも超越したような唯一無二の滋味深い歌とギターの迫力にはただひたすら聴き惚れるばかり。情感豊かな"Send Me Some Lovin'"のカヴァーを筆頭にリズム&ブルース調の意匠もいい味わいなので、これはソウル好きにも推薦しておきたい。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.501(2025年8月25日発行号)掲載)