マザーズの名を冠した最後のアルバムであり、ザッパのキャリアの転機となった傑作の50周年を記念して作られた豪華ボックス・セット。全58トラックの約3/4が未発表トラック。4CD+ブルーレイ、52ページの英文ブックレットと日本版ブックレットで構成。 (C)RS
JMD(2025/08/13)
マザーズの名を冠した最後のアルバムであり、ザッパのキャリアの転機となった傑作の50周年を記念して作られた豪華ボックス・セット。全58トラックの約3/4が未発表トラック。
4CD+ブルーレイ、52ページの英文ブックレットと日本版ブックレットで構成。
これほど見事な音作りで楽しめるアルバムが、当時の会社のお偉方やロック評論家から正しく評価されなかったと思うと、信じられないような気分になる。とはいえ実のところザッパは評論家全般と良い関係にあったことなど一度もなかったし、評論家の側もまるでわかってなかったように思える。時が経つにつれ、『ワン・サイズ・フィッツ・オール』は1975年当時の不遇な立場から抜け出て、今やザッパが遺した作品カタログの中で頂点のひとつとみなされている。 - ジョー・トラヴァース(ザッパ家のテープ倉庫管理人)
DISC 1 & 2(CD):フランク・ザッパ(ギター/ヴォーカル)、ジョージ・デューク(キーボード/ヴォーカル)、ナポレオン・マーフィー・ブロック(サックス/フルート/ヴォーカル)、ルース・アンダーウッド(パーカッション)、トム・ファウラー(ベース)、チェスター・トンプソン(ドラム)の6人から成る"黄金期"のバンドを中心に制作された1975年の傑作『ワン・サイズ・フィッツ・オール(万物同サイズの法則)』の本編に、収録曲の初期ヴァージョンやアウトテイクなど、作品の完成に至るまでの過程を辿ることのできるレア音源の数々を併録。
DISC 3 & 4(CD):ザッパ史上最強の呼び声も高い6人編成の名バンドが、アルバム制作開始前の1974年9月28日にオランダのロッテルダムで行ったライヴの全編を完全収録。その演奏の質の高さについてはテープ倉庫管理人のトラヴァースも"伝説に残るような内容"と評している通りだ。さらにボーナスとして9月25日にスウェーデンのヨーテボリで行われたライヴより、当時演奏されることが珍しかったアルバムの関連楽曲2トラックを併録。
DISC 5(ブルーレイ):『ワン・サイズ・フィッツ・オール』本編を、ドルビーアトモスと5.1chサラウンド(エリック・ゴーベルとカーマ・オーガーがスタジオ1LAで製作した最新ミックス)、192kHz/24-bitおよび96kHz/24-bitのハイレゾ・ステレオの各種ミックスで収録。さらに、ザッパ本人が手がけた一部楽曲の特別なサラウンド・ミックスや、1974年8月27日にテレビ特番向けに撮影された映像より「インカ・ローズ(インカの道)」と「フロレンティン・ポーゲン」の再編集ヴァージョンも併録。
英文ブックレット:ジョー・トラヴァース、米国を代表する音楽ライターのデヴィッド・フリック、この『ワン・サイズ・フィッツ・オール』をはじめ70年代のザッパ作品に多大な貢献をしたルース・アンダーウッドの3名による詳細なライナー・ノーツ等々を掲載。
<日本盤のみ>
日本盤のみ英文ライナーの完訳/歌詞・対訳付
日本語字幕付(ブルーレイ:ボーナス・ビデオ)
SHM-CD仕様
発売・販売元 提供資料(2025/08/08)