グラミー賞ノミネートアーティスト=ノア・サイラス 2作目となる待望のスタジオ・アルバム『I WANT MY LOVED ONES TO GO WITH ME』
グラミー賞ノミネート・アーティスト、ソングライター、ミュージシャン、プロデューサーであり、カントリー歌手ビリー・レイ・サイラスの娘で、世界的ポップ・アイコンであるマイリー・サイラスを姉にもつ Noah Cyrus(ノア・サイラス)。彼女の2作目となる待望のスタジオ・アルバム『I WANT MY LOVED ONES TO GO WITH ME』。本作は、ノア・サイラスが長年の信頼できるコラボレーターであるマイク・クロッシーとPJハーディングと共に共同プロデュースで制作され、ブレイク・シェルトン、フリート・フォクシーズ、エラ・ラングレー、ビル・キャラハン という豪華ゲストが参加している。アメリカーナ、インディー・フォーク、カントリー・ミュージックに根ざしたこのアルバムは、ノアのささやくようなヴォーカルと、自立を宣言する渾身の歌声がミックスされ、ムーディーでありながらダイナミックな音楽体験をもたらすだろう。
現在25歳のノア・サイラスは「長い間、自分の選択を信じることができなかったの。自分で決断し、大人への移行をする方法を学ばなければならなかった。このアルバムは、私がずっと自分の中に持っていたものを示しているの。このアルバムは私自身なの。」と語る。また、ノアはアルバムを通して、家族へのオマージュを表現している。「Don't Put It All on Me」では、兄のブレイソンが彼女のために書いた曲を、ブレイソンのお気に入りのバンドのフリート・フォクシーズとのコラボレーションで録音している。更に、彼女の父ビリー・レイ・サイラスが初めて書いた曲にも新たに命を吹き込んでいる。「With You」はエレキギターの爽やかなバラードで、「風の音に耳を傾けて、私はあなたの友達よ、そしていつもあなたと一緒よ。」と永遠の献身を歌っている。「私の父は、私に最も大きな影響を与えた一人なの、父は私にたくさんの素晴らしい曲やアーティストを教えてくれた。私の音楽のインスピレーションの源はどこからか来るんだけど、それが父であることの方が多いわ。」とノアは言う。「I Saw the Mountains」でも、彼女の父親からの影響が窺える。テネシーとカリフォルニアで育ったノアは、いつも屋外で、馬に乗っていた。「人と大地の調和は、本当に当たり前のことで、父は幼い頃から私たちに、自然やそこに生息する動物たちとつながることを教えてくれた。」(1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/06/20)
デビュー作『2022's The Hardest Part』ではカントリー・ミュージックというジャンルを避けていたが、今作『I WANT MY LOVED ONES TO GO WITH ME』ではそのサウンドに真っ向からぶつかっており、家族、自然といったテーマは、ノアとマイク・クロッシーのカントリー・ミュージックへの没入的な解釈と見事に調和している。「このアルバムは、心地よく、穏やかなノスタルジアをファンに感じてもらいたい。それは私が音楽を聴くときに特に感じるもの。私たちは皆、今この瞬間を意識しながら、過去と繋がりたい。このアルバムはそれを元に作られたの。そして、私たち皆が癒されるようにしたい。」とノアは言う。自分自身を見つけたという自信と、リスナーにも、そうなって欲しいという希望を胸に、歩き続けている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/06/20)
美しい大自然の中で歌っているかのようなアメリカーナやカントリー系で統一された2作目。アークティック・モンキーズを手掛けるマイク・クロッシーが共同でプロデュース。フリート・フォクシーズ、ビル・キャラハン、ブレイク・シェルトン、エラ・ラングレーらが共演。ゆったりとした伸びやかな歌声が心に沁み入る内容で、本当の意味での彼女のスタートと言えそうだ。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.501(2025年8月25日発行号)掲載)