Made In Japan (Super Deluxe Edition) ［5CD+Blu-ray Audio］

ロック史に輝く金字塔的傑作ライヴ・アルバム、ここに極まれり。英国が誇るハード・ロック界最大の巨星、ディープ・パープルの初来日公演となった、1972年8月のコンサートの熱狂/狂騒を見事にサウンドに封じ込めたロック史に燦然と輝く歴史的名盤ライヴ・アルバム『MADE IN JAPAN(邦題:ライヴ・イン・ジャパン)』が、スティーヴン・ウィルソンによる最新リミックス音源を収録した、5CD+BLU-RAYからなる新たなスーパー・デラックス・エディションとなってここに登場!

1968年のデビューから現在に至るまで、その輝かしい活動を通して音楽史そのものに多大なる影響を与え続ける、英国が誇るハード・ロック界最大の巨星、ディープ・パープル。彼らは1972年8月、初来日公演のため日本を訪れ、8月15日に来日公演初日となる大阪のフェスティバルホールのステージに立った。この日のライヴ・パフォーマンスこそが、ロック界における最高級ライヴ・アルバムの一つである『MADE IN JAPAN(邦題:ライヴ・イン・ジャパン)』が生まれる瞬間となったのだ。この歴史的名盤の名にふさわしい傑作ライヴ・アルバムが、初来日公演初日からちょうど53年後となる2025年8月15日に、新たなスーパー・デラックス・エディションとなって再び登場することとなった!

5枚のCDと1枚のBlu-rayからなるこの豪華5枚組スーパー・デラックス・エディション、『MADE IN JAPAN (SUPER DELUXE EDITION)』には、今や飛ぶ鳥を落とす破竹の勢いで様々な歴史的名盤に新たな魅力を注入し続ける著名なプロデューサー、スティーヴン・ウィルソンが手がけたオリジナル・アルバムの最新リミックス音源がステレオ・ミックスとドルビーアトモス・ミックスで収録されている。また、そのほかにもリチャード・ディグビー・スミスが新たにリミックスを施した8月15日と16日の大阪公演、そして8月17日の東京公演のライヴ音源や、複数の貴重なシングル・エディット音源が収録されている。

当初はこの音源が録音された日本限定でリリースされていたのだが、その後海外のファンからの熱い要望を受けて全世界に向けてリリースされると、まさに驚異的なまでの世界的現象を巻き起こす作品となった。日本でのタイトルは『ライヴ・イン・ジャパン』だったのだが、1972年12月にまずイギリスで、そして翌年3月にアメリカで『MADE IN JAPAN』というタイトルのもとリリースされた今作は、アメリカやヨーロッパの国々でプラチナム・ディスクを獲得する大ヒットを記録したのだ。(1/2)

シンガーのイアン・ギラン、ギタリストのリッチー・ブラックモア、キーボーディストのジョン・ロード、ベーシストのロジャー・グローヴァー、そしてドラマーのイアン・ペイスという、いわゆるMk IIと呼ばれる最高のラインナップのもとバンドの絶頂期ともいうべき時期に日本の地を訪れた彼らは、「Smoke on the Water」や「Highway Star」、「Space Truckin'」といったスタジオ・アルバムからの定番楽曲を、最高級のエネルギーと共にパフォーマンスし、日本中を熱狂の渦に巻き込んでいった。ロジャー・グローヴァーは今作に掲載されているライナーノーツで、当時をこう振り返っている。「地球の裏側まで旅をしてきて、俺たちを迎えてくれた日本のオーディエンスが俺たちの曲を一言一句ちゃんと歌ってくれていた。あの経験は本当に魔法のようで、素晴らしかったよ」。

ディープ・パープルは、彼らの数々の有名なスタジオ・アルバムを手がけてきたエンジニア、マーティン・バーチに協力を求め、大阪のフェスティバルホールと東京の武道館でのライヴ音源を8トラック・テープにレコーディングした。この『MADE IN JAPAN (SUPER DELUXE EDITION)』で聴ける彼らのパフォーマンスは、まさに最高潮にあるディープ・パープルの姿を捉えたもので、当時の最新作だったアルバム『MACHINE HEAD』からの楽曲や、「Child In Time」や「Strange Kind Of Woman」、「Speed King」といったファンのお気に入り楽曲を力強く披露してくれている。また、本コレクションには「Black Night」のドイツ版シングル・エディットや「Space Truckin'」のメキシコ版シングル・エディットといった貴重なエディット音源も収録されている。

歴史的名盤と称されるこのアルバム・アルバムの新たなステレオ・リミックスやドルビーアトモス・ミックスを手がけたスティーヴン・ウィルソンは、オリジナル・テープそのものにあった生々しいエネルギーを最大限に生かしながら作業を進めていった、と語っている。「そこには、その夜に起こった全てがそのまま刻み込まれていたんだ。このアルバムには、スタジオ録音では決して捉えることのできないようなパワーと開放感に満ち溢れているんだ。この新しいミックスで、今このアルバムを聴くリスナーのみんなが、まるでライヴ会場にいるかのような興奮を感じてくれたら嬉しいね」。(2/2)

Recorded over three nights in August 1972, Deep Purple's Made in Japan was the record that brought the band to headliner status in the U.S. and elsewhere, and it remains a landmark in the history of heavy metal music. Since reorganizing with singer Ian Gillan and bassist Roger Glover in 1969, Deep Purple had recorded three important albums -- Deep Purple in Rock, Fireball, and Machine Head -- and used the material to build a fierce live show. Made in Japan, its selections drawn from those albums, documented that show, in which songs were drawn out to ten and even nearly 20 minutes with no less intensity, as guitarist Ritchie Blackmore and organist Jon Lord soloed extensively and Gillan sang in a screech that became the envy of all metal bands to follow. The signature song, of course, was "Smoke on the Water," with its memorable riff, which went on to become an American hit single. But those extended workouts, particularly the moody "Child in Time," with Gillan's haunting falsetto wail and Blackmore's amazingly fast playing, and "Space Truckin'," with Lord's organ effects, maintained the onslaught, making this a definitive treatment of the band's catalog and its most impressive album. By stretching out and going to extremes, Deep Purple pushed its music into the kind of deliberate excess that made heavy metal what it became, and their audience recognized the breakthrough, propelling the original double LP into the U.S. Top Ten and sales over a million copies. ~ William Ruhlmann