70sディスコ×サイケファンク×社会意識の融合
Say She Sheが放つ極上ディスコサウンド
70~80年代の音楽に深く影響を受けたサウンドは、ミニー・リパートン、ロータリー・コネクション、リキッド・リキッド、ESGなどを引用してきましたが、今作ではそのスケールをさらに拡大させた楽曲を制作。ロニー・リストン・スミスやリジャドゥ・シスターズの要素を取り入れつつLambrini Girlsやアミル・アンド・ザ・スニッファーズといった同時代的なスピリットも楽曲に投影させています。脈打つディスコビート/スペイシーなホイッスルトーン/耳に残るメロディが融合するサイケデリックな音世界。The Meters風のジャムや、Booker T. & The M.G.'sのスタジオでの規律のある行動、さらにリキッド・リキッドのSal Principatoとのポストパンク即興バンド経験を持つマリクの影響が感じられます。
発売・販売元 提供資料(2025/06/19)
シックに傾倒するNYブルックリンの女性トリオが地元レーベルに移籍して出す2年ぶりの新作。今回もヴィンテージなリファレンスが光る楽曲を歌うが、シックのように滑走しながらハーモニーを際立たせたディスコ/ブギーはより洗練され、ヴァニティ6やデボラ・ハリーがモダン化して現代に降り立ったかのようでもある。女性や社会に対するメッセージも込めた秀作だ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)