ジュノ賞(カナダ版グラミー)を複数回受賞する偉大なソングライター、ロン・セクスミス。久々にロンドンでレコ―ディングされた2年半ぶりとなる18枚目のアルバム『ハングオーヴァー・テラス』、リリース。
●プロデュース:マーティン・テレフェ(ジェイソン・ムラーズ、ジェイムス・モリソン、KTタンストール)
Ron Sexsmithは、ニュー・アルバム『Hangover Terrace』をリリースする。Ronが最後にイギリスにいたのは、2024年11月に自身のバンドと共に「Sexsmith At Sixty」ショーを行った時だった。Ronは滞在を延長し、ロンドンのEastcote StudiosでプロデューサーのMartin Terefeと共にニュー・アルバムをレコーディングした。「ロンドンでレコーディングするのは2007年以来で、ここで充実した時間を過ごすことをどれほど恋しく思っていたか気づかなかった。EastcoteでMartin Terefeと再びレコーディングをするのは、本当に自由な感覚だった。彼がレコーディングにどれほど即興的なアプローチをとるのか、すっかり忘れていた。毎日、どの曲をレコーディングするかを考えながらスタジオへ向かい、それぞれの曲が当初の意図とは違う方向に進むように想像し直していた。そして、スタジオに着く頃には、たいてい何か新しいことに挑戦する準備ができていた。」とRonは語る。「Martinはとてもオープン・マインドで、直感的だ。何事にも反射的に反応しない。スタジオは様々な出入りするミュージシャンで溢れているので、誰が自分のアルバムに収録されるかなんて全く分からない。Claes BjorklundやEd Harcourtなど、以前のアルバムにも参加してくれたミュージシャンもいて、彼らと再び仕事ができて本当に嬉しかった。他にも、偉大なRobbie McIntosh(McCartney、The Pretenders他)が4曲で演奏してくれたり、著名なプロデューサーのChris Kimseyがふらっと立ち寄って、1曲歌ってくれたりと、カメオ出演もいくつかあった。中でも特に印象に残っているのは、近所に住むNora Joy Stephens(僕が住んでいるストラトフォードの出身)の娘さんが、アルバムの最後の曲で歌いに来てくれた時だ。彼女は美しい声の持ち主で、自身も素晴らしいソングライターだ」とプロデューサーのMartin Terefeとアルバムに参加したミュージシャンについてRonは続ける。
発売・販売元 提供資料(2025/06/24)
ジュノ賞(カナダ版グラミー)を複数回受賞する偉大なソングライター、ロン・セクスミス。久々にロンドンでレコ―ディングされた2年半ぶりとなる18枚目のアルバム『ハングオーヴァー・テラス』、リリース。 ●プロデュース:マーティン・テレフェ(ジェイソン・ムラーズ、ジェイムス・モリソン、KTタンストール (C)RS
JMD(2025/06/17)
カナダ音楽界の良心が久方ぶりにロンドンで録音した通算18枚目。ロビー・マッキントッシュが何曲かでギターを弾いているのも胸アツだが、多様なエッセンスが有機的に絡み合い、彼の歌世界が豊かな彩りと拡がりを見せるあたりこそが肝要なポイント。シェルビー・フリントの名曲とは同名異曲の"Angel On My Shoulder"など美麗なストリングスが絡む楽曲が絶品なんである。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)