2020年代最高峰プロデューサーの一人、メカトック
Tohjiやf5veも参加したデビュー・アルバム『Wide Awake』を発表!!
Mechatokは、ひとつの世代全体にとってポップ・ミュージックの定義を塗り替えた存在だ。
- DAZED
これまでチャーリー xcxやオーケールー、ヤング・リーンなどとコラボレーションをし、現代のエクスペリメンタル・ポップやラップを定義づけてきた重要人物、メカトック(Mechatok)が、待望のデビュー・アルバム『Wide Awake』を〈Young〉よりリリース。
ブレイド(Bladee)とエコー2k(Ecco2k)をフィーチャーしたアルバム収録曲「Expression On Your Face」は圧巻のMVと共に公開されている。( Youtube )ザ・ウィークエンド、グライムス、テーム・インパラなどを手がけた受賞歴のある映像監督アントン・タミ(Anton Tammi)が手がけた同曲は、2025年の初めにリリースされた多幸感あふれるシングル「Addiction」( Youtube )や、鮮烈な続編「Virus Freestyle」( Youtube )に続く曲となり、2024年12月にブレイドのロンドン O2 Brixtonで行われたソールドアウト公演で初披露され、インターネット上で大きな話題となった。
メカトックことエミル・ティムール・トクデミルは、世界各地でのライブや、ドレインギャング(Bladee、Ecco2k、Whitearmor、Thaiboy Digital)、チャーリー xcx、フェイクミンクといったこの10年で最も先鋭的なアーティストたちとのコラボレーションを通じて、ここ10年間クラブ・ミュージックとポップの方向性を形作ってきた。ロンドン・アンダーグラウンドで一番注目を集めていると言っても過言ではない天才ラッパー、フェイクミンク、エコー2kとのシングル「MAKKA」をリリースし、それがPitchforkの「Best New Music」に選出されて世界的な認知をさらに広げると、2025年に東京ドームで開催された新日本プロレスによる1年で最大規模の大会、レッスルキングダムのメイン・イベントを飾り、見事防衛を果たした現IWGP世界ヘビー級チャンピオン、ザック・セイバーJr.の入場曲に使われ、ここ日本でも話題になった。
そんなメカトックの待望のデビュー・アルバム『Wide Awake』は、精密でありながら感情的な直感にも富んでおり、アルゴリズムやデジタル過剰刺激によって形作られた現代において「アイデンティティ」「本物らしさ」「表現」といったテーマを探求している。ブレイド、エコー2k、イザベラ・ラブストーリー、Tohji、f5veなど、世界各地から厳選されたアーティストたちを迎えたこの作品は、メカトックを「引っ張りだこのコラボレーター」という枠を超え、自らの声を完全にコントロールするソロ・アーティストとして位置づける未来志向のアルバムに仕上がった。彼はポップの要素を極限まで純化し、それを中毒性のある、パーソナルなマントラの断片へと昇華させる。その断片は儚いようでいて、どこか永続的な感覚を伴っており、メカトックというペルソナを通して、逆説的に、より親密で時代を超えた表現のかたちにアクセスしているのだ。
発売・販売元 提供資料(2025/06/13)
チャーリーXCXらとのコラボで注目を集めるベルリン出身プロデューサーのファースト・アルバム。先行カットの"Expression On Your Face"She's A Director"をはじめ、クラブ・ミュージックを下地にしたポップなサウンドはエクスペリメンタルでありながらいずれも実にキャッチーで耳に残る。エンディングを飾るアンビエント"Sunkiss"の儚さも◎。
bounce (C)藤堂輝家
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)