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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年07月07日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 銀の鈴社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784866181776 |
| ページ数 | 312 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
<もくじ>
はじめに
人は何で生きるか
火の不始末は大火のもと
愛ある所に神あり
二老人
イワンの馬鹿
人には沢山の土地がいるか
卵ほどの大きさの穀物
おわりに
トルストイ略年譜
湯山の家族
「イワンの馬鹿を読んで」訳者北御門二郎に寄せられた小学生・中学生の感想文
<本書刊行にあたって>
この本は、地の塩書房で刊行された「イワンの馬鹿」(1993年9月初版発行、心訳シリーズ)を、このたび銀の鈴社(鈴の音童話シリーズ)で、改訂復刊したものです。
本書には、表題作「イワンの馬鹿」を含めたトルストイの民話7作品を収載。また、挿画として、熊本県立宇土高校生と、版画集団「虹の会」による「トルストイの民話版画集」から抜粋した版画を多数収載しています。
小学校中学年から読み進めることができるよう、難しい言葉には都度、ページごとに注釈が付いています。豊富な挿画とともに、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけます。
平和とは、幸せとは何なのか、改めて考えるきっかけとなりますように。
<復刊にあたって─地の塩書房 石田昭義>(本文抜粋)
ロシアの作家トルストイは、生涯にわたって「人間の本当の幸福とはなにか」を探し求め、絶対平和、絶対非暴力の思想を説き、インドのガンジーや、アメリカのキング牧師などに深い影響を与えました。
「はじめに」も書いているように、トルストイの思想に深く共感した北御門二郎さんは、太平洋戦争の折、「人は人を殺すために生まれてきたのではない。人を殺すくらいなら殺されるほうを選ぶ」と死刑覚悟で徴兵を拒否しました。奇跡的に命を永らえた二郎さんは、大学を中退し、熊本の山奥で農業者としての生活を始めました。この間の経緯は、「『北御門二郎 魂の自由を求めて』(銀の鈴社刊)」に詳しく書かれています。
「トルストイの民話」は、一回読んで終わりにするような読みものではなく、言ってみれば、折々に開いて、読者の皆さんと人生を共にするような読みものであるように思います。

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