1996年2月1日に「世界の終わり」でデビューしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが2026年にデビューから30年を迎えるにあたり、彼らの作品を永久保存版として後世に残すべく立ち上げられた、デビュー30周年プロジェクト『THEE 30TH』。本作は最新リマスターからカッティングした重量盤でのリリースとなる。 (C)RS
JMD(2025/07/03)
THEE 30TH
1996年2月1日に「世界の終わり」でデビューしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが2026年にデビューから30年を迎えるにあたり、彼らの作品を永久保存版として後世に残すべく立ち上げられた、デビュー30周年プロジェクト『THEE 30TH』
本作は最新リマスターからカッティングした重量盤でのリリースとなる。
発売・販売元 提供資料(2025/07/01)
鉛のような鈍い光を放ち、貫禄さえ感じさせた重量級シングル“太陽をつかんでしまった”を含む、約2年ぶりのニュー・アルバム。前作『RODEO TANDEM BEAT SPECTER』にあったある種のキラメキのようなものは、随所に注ぎ込まれた艶やかで匂い立つフレーズとロマンティシズムに取って変わり、サウンドの凍てついた手触りを余計に強調する。とくに後半のジャジーな“マリアと犬の夜”から、ライヴではすでにお馴染みのカオティックな“サンダーバード・ヒルズ”に至る流れは、焦燥をより色濃く映し出している。それだけに、ラストの荘厳なインストゥルメンタル・ナンバー“NIGHT IS OVER”のメランコリックなピアノの響きに不思議な安堵感を覚え、そして明るい未来を見てしまうのは僕だけだろうか。時折居合抜きの絶妙さで鳴らされるチバユウスケの口笛が耳から離れない。
bounce (C)駒井 憲嗣
タワーレコード(2003年03月号掲載 (P96))
初期の荒々しさやエッジの効いたギターリフが好みの人にはもしかしたら物足りなさを感じるかもしれませんが、ミッシェル特有の荒涼感・寂寥感を存分に味わうことができ、ロックンロール・ジャンキーズの心を掴んで放さないと思います。