アフロ、パンク、インディー・ポップを絶妙にブレンドした軽快なリズムで2008年の年間ベストを独占した衝撃のデビュー・アルバム。
コロンビア大学在学中に知り合ったエズラ・クーニグ(vo/g)、ロスタム・バトマングリ(key/vo)、クリス・バイオ(b)、クリストファー・トムソン(ds)によって2006年に結成された4人組バンド。アフロ・ポップ、クラシック、ニューウェーブ、パンクなど多彩な音楽的ルーツを持ち、それらを自由自在に融合させた独自のサウンドで注目を集めた。
2008年にリリースされた本作は、その軽快で知的なメロディとリズム感、そして遊び心あふれる歌詞で瞬く間に話題を呼び、アメリカのみならず世界中で高い評価を獲得。特にシングル「A-Punk」や「Oxford Comma」はインディー・ロックの新たなアンセムとして親しまれ、全世界で100万枚を超えるセールスを記録、今もなお愛され続けている。メンバーは大学時代に共に音楽を制作し、当時の若者文化や都市生活を反映した歌詞やサウンドが、同世代のリスナーの共感を呼んだ。彼らの音楽はただのポップではなく、アフリカン・ビートの影響を感じさせるリズムやクラシカルな構造、さらには文学的な言葉遊びも含まれており、知性と楽しさを両立させている。本作は数多くのメディアで年間ベストアルバムに選出され、ヴァンパイア・ウィークエンドはインディー・ポップの新星として一気にシーンのトップへと駆け上がった。
発売・販売元 提供資料(2025/07/18)
ヴァン・ダイク・パークスを聴いて育った吸血鬼たちが、週末ごとにゾロゾロ集まって刺激的で気持ち良い音をプレイしている! そんな雰囲気を持った、いまNYで話題沸騰中の4人組によるデビュー作だ。キャッチーなシンセ・フレーズやアフロビートをふんだんに採り入れたリズムは、聴くだけでハッピーになれる底抜けの明るさに満ちている。ヘンテコだけどどこか懐かしい新感覚のポップスに、思わず身体が揺れる!
bounce (C)柴田 かずえ
タワーレコード(2008年03月号掲載 (P67))